2009年12月25日

生物多様性オフセット?

 そろそろ来年のことを言っても鬼に笑われることはないと思いますので、来年の予告(?)です。

 今年は生物多様性に対する企業の関心はかなり高まって来ました。しかし、まだまだ関心が高いだけに留まっている企業さんが多いようです。来年はそろそろ実践の年です。そして、その中でも特に注目を集めそうなのが、「生物多様性オフセット」です。

 生物多様性オフセットについては、「サステナブルCSRレター」の最新号、71号で説明していますので、そちらをご参照いただきたいと思いますが、世界の約40カ国で制度化されており、今後、生物多様性の保全の手法として、間違いなく主流になるであろうものの一つで、海外では企業も積極的に活用しています。
■「企業と生物多様性(11) 生物多様性オフセット」(サステナブルCSRレター71号)

 ただ、日本では制度そのものが導入されていないこともあり、馴染みが薄いことに加え、「オフセット」という言葉から表面的に理解され、「開発の免罪符」などと誤解されているのが現状です。

 そうした日本の現状に応え、生物多様性オフセットの各国の制度を実務者が紹介し、日本の専門家と議論をするシンポジウムが新年1月18日に東北大学の主催で開催されます。
    生態適応シンポジウム2010
   「生物多様性オフセットと生態適応」

近 年、生物多様性喪失に対する経済的手法の1つとして、開発に伴う生息地破壊を代償するための仕組みである「生物多様性オフセット」が注目され、海外ではす でに40カ国で制度化されています。一方、「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」のホスト国となる日本では、環境アセスメント制度やその他 の野生生物種保全制度において、失われたハビタット(生息地)に対する代償が義務づけられていないため、自然の消失が続いているといわれています。 今回のシンポジウムはCOP10に向けて、日本においてはなかなか討議される場の少ない「生物多様性オフセット」の現状認識と課題について、日本の実情を 鑑みると同時に、海外の第一人者による法制化にいたる事例紹介や企業の関わり等のお話を頂きます。後半のパネルディスカッションは産学、NGOのそれぞれ の立場より、今後、生物多様性オフセットが生態系管理や環境保全対策に有効か、制度設計のあるべき姿を探ります。奮ってご参加ください。
 僕もパネルディスカッションのファシリテーターとして参加しますが、各国の実務家、専門家から直接話しを聞けるのは大変楽しみです。参加無料ですので、ご興味のある方はぜひ以下のリンクからお申し込みください。
■「生物多様性オフセットと生態適応」(東北大学GCOE)

 また、生物多様性オフセットだけでなく、生物多様性と経済の関係を考えるコラムも、今週からNIKKEI NETで連載を開始しました。月イチの予定です。こちらもご興味のある方はぜひお読みください。
■「第1回 生物多様性は実は経済の問題だった!」(NIKKEI NET 特集:問われる生物多様性)

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posted by あだなお。 at 22:13| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 生物多様性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イブの夜に

 クリスマスイブの今晩、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか? 家族と一緒にゆったりとした時間を過ごされた方、本当に良かったですね。不本意ながら一人で過ごされたという方、長い人生、まぁそういうこともあるでしょう。え、僕ですか? 結局、夜中まで仕事をしていました(^^;) サンタクロースには、「もっと時間を下さい」とお願いしたのですが...

 さて、サスラボではこれまで2年、この時期にはワールド・ビジョンをご紹介して来ました。途上国のチャイルド・スポンサーを増やすキャンペーンをしているからです。スポンサーになると、その子どもから手紙が届いたりして、支援をしている方も幸せになれるのでとてもオススメです。

 僕は今年は3人目のスポンサーに申し込もうかなと思ったいたのですが... 悩んだ末に今年は止めました。いえ、けっしてワールド・ビジョンのプログラムに不満があるわけではないのです。一人増やしたいのはやまやまなのです。ただ、それ以上に今年は日本国内のことが気になってしまったのです。

 この長引く不況下にあって、特に母子家庭や父子家庭の方などで、進学や卒業を断念せざるを得ないという話を以前より多く聞くようになりました。でも、教育は人を作る、さらには国を作る一番の基本ですから、経済的な理由で勉強することを諦めなくてはいけない方が出てしまうことは、なんとしても減らしたいと思うのです。

 それで今年は、交通遺児等の支援をしているあしなが育英会の継続支援である「あしながさん奨学金支援」に参加しようかと考えています。以前は国内の支援というのはあまり考えていなかったのですが、最近はこうした奨学金を必要としている遺児の方々が急増し、希望者全員に貸与できなくなっているのだそうです。

 もちろん僕一人で出来る支援はたかがしれていて、一人分の奨学金にすらならないのですが、それでも少しでも役に立てればと思って、今年は海外ではなく国内の支援に参加したいと思うようになったのです。

 もちろん途上国も同じように状況は厳しいはずですので、少ない予算をどちらに振り向けようかと迷うところなのですが.... そこで、ワールド・ビジョンの方は、クリスマス募金という、スポットの募金に少しだけ参加することにしました。

 もちろん上記の二団体以外にも、支援を必要としている団体は山ほどあります。例えばチャリティー・プラットフォームでは、「こどもの笑顔100万コPROJECT」と題して、国内外のこどもを支援するNGOへの募金の窓口になっています。

 毎月の継続的な支援はちょっと荷が重いということであれば、スポットでも構わないと思います。もちろんお金ではなくて、ボランティアのような活動でもいいのです。あるいは、こういう活動があることを、ブログやSNS、ツイッターなどで友だちに伝えるというやり方もあります。

 大切な家族と一緒に過ごす晩、どうかその温もりを他の子どもたちにおすそ分けすることを、ちょっぴり考えてもらえないでしょうか。
《参考リンク》
■「≪転載≫【お願い】貧困の連鎖を食い止めるために、今、30秒だけ、自分に何ができるか考えてみてもらえませんか?」(It's a Wonderful Journey)
 
 ワールド・ビジョンも、「クリスマスまでに6500人キャンペーン」として、6500人のチャイルド・スポンサーを募集しているのですが、今年はまだ5129人しか応募がないそうです。あと1位日で1000人以上というのは難しいのかもしれませんが、一人でも多くのスポンサーの方が現れることを、切に願っています。

 そうそう、今日は最後にグッドニュースを一つ。カンボジアでは、先月11月、全国で地雷被害者が一人も出なかったそうです。(「月間地雷被害者ゼロ達成、戦争以来初」)これはベトナム戦争以来初めての快挙だそうです! スゴイ! 頑張れば、必ず状態は良くなるのですね。世界中の子どもたちが笑顔で、元気に走り回れる日が一日も早く来ることを願いたいと思います。

 サンタさん、それまでは僕は少しぐらい忙しくてもいいので、どうかその日が来ることを優先してください!

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posted by あだなお。 at 01:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 子ども | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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