ちょっと大仰なタイトルですが、企業が生物多様性を保全することは、単なる社会貢献ではないことはもちろん、リスク管理としての対応でもなく、もっと大きな意味がある。そういう本です。
そのココロは、生物こそ21世紀以降のビジネスを支える持続可能な資源ということです。しかも、生物資源は再生可能な資源であるだけでなく、これまでの私たちの技術や生活を一変させるような、そんな可能性も秘めているのです。
そんな生物資源を活用することが21世紀以降のビジネスが成功する鍵なのですが、そのためには、生物をよく理解すること、多様な生物を保全することが重要であるのは言うまでもありません。
そしてそのような生物多様性を活かした経営をするためには、いくつか注意しなければならない点があります。それは... 本書を読んでのお楽しみということで(笑)
このように、この本はこれまでの生物多様性の本とは違って、現状を解説するだけではなく、未来の可能性について語る、ちょっと異色の本になったと思います。既にアマゾンで予約可能になっていますので、ご興味のある方は、ぜひ予約なさってくださいね(と、宣伝(笑))。
ところで、COP10まであと一ヶ月半ということで、このところ急速にメディアからの取材が増えています。新聞、テレビ、ラジオ等々、ほぼ連日のように取材の方がいらっしゃって、COP10が近づいて来たのだなと感じます。嬉しいのは、最近は「生物」の話題としてではなく、「経済」の話題として取り上げてようとしてくださるメディアも増えてきていることです。生物多様性条約の本当の意味が、徐々に浸透しているのかなと感じます。
そうは言うものの、これまでのところ取材をいただいたのは、やはり環境関連と経済関連のメディアの方が圧倒的です。さすがに一般の週刊紙とか、そういう広がりはまだありません。生物多様性というのは本来は私たちの日常生活、日常のビジネスと関わりがある問題ですので、COP10を機に、関心がどこまで広がるか、広げられるかだと思います。
皆さんもぜひ、周りの方々と生物多様性を話題にしてみてくださいね。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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