既に皆さんご存じかと思いますが、今回の締約国会議の目玉は二つ。いわゆるポスト2010年目標、2050年のビジョンとそれを達成するための2020年に向けてのミッションを決めることです。どこまで踏み込んだものにできるかはわかりませんが、何かしらのものはできるでしょう。
もう一つは、ABS、つまり遺伝子資源へのアクセスと利益配分のルール作りです。うまく合意できれば、「名古屋議定書」が採択されることになるわけですが、これはまだまだもめています。
この2週間ぐらいメシアからの取材や問い合わせが非常に多かったのですが、皆さん特に後者のABSに興味が集中していました。やはりお金が動くところに、あるいはわかりやすい南北対立の構図にひかれるのでしょうか...
ABSについて詳しくは、日経電子版の連載「経済を変える生物多様性」の以下の記事を書きましたので、ご参考になさってください。
■第8回「遺伝子資源の利益配分に関する国際ルール『名古屋議定書』は採択できるか?」
COP10は公式の議論もその周辺で行われるサイドイベントも非常に多岐にわたり、全体像を掴み、また必要な情報を集めるのは非常に難しいのですが、企業人にとって 役立ちそうなことを僕なりにまとめてご紹介することにしました。日経ECO JAPANの特設コーナー、「ビジネスパーソンのための『COP10の歩き方』」でほぼ毎日発信していますので、最新情報はこちらをご参照ください。
公式の会議の様子は、Webでも見ることができます。今回はなんと日本語のチャンネルもありますし、ライブだけでなくオンデマンドで既に終わったセッションを後から見ることも出来ます。実際の議論の様子を見てみたい方は、以下でどうぞ。
■COP10ビデオ中継
一方、こうした公式の中継の他に、「生物多様性交流フェア」の見所をUstreamで紹介しようというボランティアの方々の取組もあります。例えば、以下はいかがでしょうか?
■Ustream「生物多様性交流フェア」
新聞情報でしたら、「あらたにす」が、日経・朝日・読売の関連ニュースをまとめて読めるようになっています。
それ以外に、様々なNGOやボランティアなどが情報発信をしていますが、例えばWWFのスタッフの方のブログなどは、情報が豊富なようです。
■WWFジャパンスタッフブログ
twitterでは、僕をフォローしていただいてもいいのですが(笑)、#cop10や、#ej_cop10、#bdjpなどのハッシュタグを使うとよいようです。
名古屋まで出かけられないという方も、インターネット上の様々な情報でCOP10の熱気と最新の情報に触れてくださいね。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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