2005年11月30日

チョコレートの秘密

 「チャーリーとチョコレート工場(チョコレート工場の秘密)」は夢に加えてちょっぴり毒気のある映画ですが、今日はさらに毒気のあるチョコレートの秘密です。

 チョコレートと言えば、子供は誰でも大好物。子供だけでなく、最近流行のショコラティエの高級チョコレートには、大の大人も行列するほどです。しかし、この夢にあふれたお菓子の影には、とても気の滅入る話があります。

 チョコレートの原料になるカカオ豆が生産されるのは、熱帯地方です。中でも西アフリカ、特にコートジボワール(象牙海岸)が最大の生産国となっています。しかし、ここでカカオ豆の生産に14歳以下の子供たちが、しかも中には近隣諸国から売買された奴隷が使われているというのです。

 子供たちはただ同然の低賃金で重労働をさせられるだけでなく、危険な農薬を使うときも防護服など与えられません。一日中カカオ豆を運んでいても、カカオ豆が何使われるのか、そしてチョコレートとはどんな食べ物すら知らないのです。チョコレートを食べたことのない彼らには、想像すらつかないことでしょう。

 このショッキングなニュースが報道されると、イギリスではNGOや消費者から一斉に非難の声が上がり、アメリカでは議員も動きました。その結果、アメリカのチョコレート製造業界は2002年末、2005年までにカカオ農園での奴隷労働を根絶することを約束しました。

 こうした児童労働や奴隷労働の背景には、カカオ豆の国際価格の安さがあります。したがって、こうした児童労働や奴隷労働を防ぐためには、生産者に適正な代金を支払うことが必要なのです。そのような形の取引をフェアトレードといいます。たとえば以下のフェアトレード・ラベルがついている商品であれば、フェアトレード・ラベル・ジャパンが認めたフェアトレード商品であり、安心して購入することができます。
FairTrade.gif

 チョコレートのほろ苦さが純粋においしいほろ苦さであるためには、私たちがどんなチョコレートを選ぶかにかかっているのです。あなたの好きなチョコレートは、大丈夫ですか?

<関連記事>
■子供の奴隷がつくるチョコレート
 http://mscience.jp/cocoa.htm
■フェアトレードのチョコレート
 http://www.goodbankers.co.jp/wer/0302FairChoc.html
■コーヒー収穫の児童労働は是か非か
 http://coffee.ajca.or.jp/knew/knews143.htm
■1分でわかる児童労働
 http://jmpd.jp/~ace/modules/tinyd0/
■フェアトレードとは?
 http://www.wakachiai.com/shop/fairtrade.html


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posted by あだなお。 at 23:16| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | CSR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

チョコレート大好きなので、そんな事情があるのは複雑な気分です。
彼らの待遇が少しはよくなるのなら、チョコレートの価格はもっと高くてもいいような気がします。

これからもブログ楽しみにしています。
Posted by 十二羽 at 2005年12月02日 07:14
十二羽さん
こんにちは! コメントありがとうございます。

最近はいろいろなお店でフェアトレードのチョコレートが増えてきました。たしかに値段は少し高めなのですが、そういうところで売っているものは質も高いので、おいしいですよ。ぜひ一度試してみてください。もし近くのお店で見つからなかったら、「フェアトレード、チョコレート」で検索すれば、インターネットのお店が見つかります。

十二羽さんのように思ってくださる方がいれば、きっと世の中は変わっていくと思います。実際欧米のチョコレート業界は既に動いたわけです。日本のチョコレート会社さんにも働きかけてみませんか?
Posted by あだなお at 2005年12月03日 10:49
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