2008年06月30日

この夏が勝負!

 サスラボでもグッドニュースをお伝えしたいと言いながら、すぐにまたバッドニュースで恐縮なのですが... でも、これはちょっと見逃して欲しくないニュースです。

 昨年、北極海の氷は最小面積を記録したことはサスラボでもご紹介したのですが(「40年前倒し!」参照)、この夏は最小値更新どころか、北極点の氷がすべて溶けてしまうかもしれない(!)との予測です。

 昨年の最小面積はIPCCの予測を40年以上上回る衝撃的なものでしたが、わずかその一年後の今年、北極点の氷がすべて溶けてしまう確率はなんと50%!だそうです。たしかにそうなれば「これはとんでもないことが起きている、と人々も感じる」のでしょうが、そうなってからはもう遅過ぎるのではないでしょうか。

 有史以来はじめての北極点から氷がなくなってしまうかもしれない、もしかすると歴史にそういう年として記録されることになるかもしれない2008年に、それでは私たちは何をするのでしょうか?

 これまたショッキングなニュースなのですが、「来日中の英国のジョン・アシュトン(John Ashton)気候変動問題特別代表は26日、地球温暖化に対する取り組みについて、7月7-9日に開催される北海道洞爺湖サミット(G8 Hokkaido Toyako Summit)で合意に達する見込みはないだろうとの見解を示した。」とのことです。日本の議長としての手腕は、見かぎられています。

 アメリカがいろいろと理由をつけてやる気がないのはもちろんなのですが、議長国の日本も、「中期削減目標を決めるのは来年以降」と、会議を開く前から責任を投げ出しているのですから、むべなるかなではあるのですが...

 一方、今日、福田首相と会談した潘基文国連事務総長は、福田首相に中期目標を明確化するように求めたのだそうです。
潘総長は、日本が明確に数値目標を設定していない温室効果ガス削減の中期目標について「単に約束するだけではなく、確実に実行すべきだ」と述べ、7日から始まる北海道洞爺湖サミットに向け、中期目標をより明確化するよう求めた。

 潘総長は「日本は排出量取引などの方法を通じて中期目標を実行すべきだ」と指摘。福田首相は「中期目標の必要性は認識しており、タイミングを考えて出したい」と答えるにとどまった。
出典:「温室ガス削減:潘国連総長、福田首相に中期目標設定求める」(毎日新聞、2008年6月30日)

 実は僕は昨日29日、とあるレセプションで潘事務総長と直接お会いする機会に恵まれました(といっても、ちょっとだけご挨拶して握手をした程度ですが...)。そのときはフツーの優しそうなオジサン(失礼!)にしか見えなかったのですが、言うときはきちんとおっしゃるのですね。流石です。

 後世の人々から、北極的の氷が溶けることがわかっていても何も動こうとしなかった情けない人々などと言われないよう、この夏こそ天下分け目の関ヶ原と認識して、背水の陣で臨みたいですね。
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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 気候変動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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