ほっとするだけでなく、ものすごく豊かな光景に見えます。精神的にそう感じるだけでなく、実際に物質的に豊かだなとつくづく感じました。
というのも、この田圃や、リンゴ畑、野菜畑に囲まれていれば、何が起きようがちゃんと食料を確保し、生活を続けることができるからです。たとえ石油が高騰したとして、今までのように石油にドップリ依存した農業や生活は続けられないかもしれませんが、それでも多少の調整を続ければ、きちんと暮らしが成立するはずです。
一方、東京などの大都市はどうかと言えば... 一見豊かで便利なように見えても... 何か一つでも前提が変わってしまえば、すぐにその生活が立ち行かなくなってしまいます。あるいは今の生活が続くとしても、毎日の暮らしを続けるために、片道1時間も2時間も費やさなければならないなんて、地方の職住接近の暮らしと比べるといかに不便なことか...
そんなことをあれこれ考えながら、この緑に、いやもっと正確に言えば、食べ物に囲まれた地方の光景を見ていると、都会の生活がとても危うく感じられるのです。このことは、数字で見るともっとハッキリしてきます。
日本の食料自給率が39%と極端に低いことは皆さんもよくご存じだと思いますが、これは日本全体の値、いってみれば平均値です。地域ごとの自給率はこれより高かったり、低かったりします。
カロリーベースの自給率が一番高いのは... これは簡単にご想像いただけるかと思いますが北海道でその値は201%です(H17年度、以下同じ)。その他で100%を超えるのはすべて東北で、秋田が164%、山形が128%、そして青森が116%、岩手も103%です。宮城と福島もそれぞれ80%前後ありますので、食生活を少し改善すれば十分に自給自足可能でしょう。
一方、最低なのは... もちろん東京なのですが、その値はなんと1%です! その後、大阪の2%、神奈川の3%が続きます。大阪は東京より2倍マシとも言えますが(笑)、どちらかというと五十歩百歩ですよね(^^;)
というわけで、どれだけ地に足がついた生活をしているか、生活そのものが安全かと言えば、これはもう圧倒的に青森あたりの方が有利なわけで、これがまさに冒頭の「物質的に豊か」という感想の背景なのです。
農業県に住む方々にはぜひこの豊かさを再認識し、誇りに思っていただきたいですし、都会に住む私たちは、自分たちの足元の危うさを改めて見つめ直す必要がありそうです。
《参考リンク》
■「都道府県別食料自給率」(農林水産省)
今日もお立ちよりいただき、ありがとうございます。
どんな景色が豊かだと思いますか?
応援してくださる方は、Click me!
【関連する記事】







こんにちは。
「成長の限界」ではどんなところが印象に残りましたか? ぜひ一つでも二つでも、実践していきましょうね。何か良い取り組みが進んだら、ぜひ教えてください。