ここしばらくのブログを丁寧に読んでいてくださった方は、それではiPodガールの職場は大丈夫なんだろうかと心配になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
おそらく今は大丈夫なハズですが、実は彼女が勤めていた工場でも、つい数年前には問題があったことが報道されています。iPodガールが勤めているのは中国でも最大規模の工場であるFoxconn(富士康)の深センにある工場なのですが、この工場、もしくはその兄弟工場で2006年、イギリスのサンデー・テレグラフ紙がその労働条件の悪さを糾弾する記事を掲載しました。
深セン龍華工場を取材した同紙の記者によると、20万人の従業員の多くは女性で、敷地内の宿舎で生活する彼女たちの労働時間は1日15時間にも及び、その月収はわずか27ポンド(約387元)だという。出典:「現代版「女工哀史」?、iPod工場の実態を英紙が報道」(サーチナ)
また、「iPod shuffle」の生産を行っている蘇州工場では、従業員の平均月収は54ポンド(約774元)だが、宿舎は提供されておらず、家賃や食費を自己負担するため、収入の約半分が消えてしまうという。
もちろんアップルはそのような労働条件は許しておらず、工場の実態調査をFoxconnに迫ったり、当のFoxconnはサンデー・テレグラフ紙の記者を訴えたりと大変な騒ぎになったのですが、結果的には真相がよくわからないうちに双方が和解するという不透明な結末を迎えています。
ただその後Foxconn社に関して同様の問題は報告されておらず、少なくとも現在のiPodはCSR的にも問題がないようです(そうでなければ、恐ろしくて使えなくなってしまいます)。
しかし、実はこのように中国人の労働者がヒドイ目に遭っているのは、中国国内だけではありません。つい数日前にも、日本でも同様の問題が生じていることを示唆するニュースが流れていました。
山梨県昭和町のクリーニング会社「テクノクリーン」が賃金を巡るトラブルから中国人女性実習生6人を無理やり帰国させようとした問題で、負傷した実習生3人が2日、内田正文社長ら5人を逮捕監禁傷害などの容疑で県警南甲府署に告訴した。出典:「中国人実習生:賃金トラブル問題で社長ら5人告訴」(毎日.jp、2008年9月3日)
告訴状によると、実習生6人は8月20日、会社に最低賃金を下回る残業代などを改善するよう要望。内田社長ら約10人は回答期限の8月22日早朝、6人を成田空港から中国に帰国させようと社員寮前からマイクロバスに無理やり乗せ、2人が腕などに軽傷を負った。バスは途中で寮に引き返したが、翌日1人が逃げ出そうとして寮の2階から飛び降り、左足を骨折した。
今や日本の多くの産業が「実習生」や「研修生」という名目の外国人の出稼ぎ労働者によって支えられていますが、そこでは最低賃金に満たない低賃金に加え、人権を無視するかのような扱いが見られることを仄聞します。
このように、日本国内にも今だ「女工哀史」は存在しますし、CSR調達やサプライチェーンマネジメントはまず国内から始めるべきなのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今もこんなことがあるなんて、ご存じでしたか?
応援してくださる方は、Click me!
【関連する記事】







テーマに興味を持って拝読いたしましたが・・・デザイン的には素敵なのですが、文字の色及び字が小さくてとても疲れます。
ご配慮をお願いいたします。
ご訪問ありがとうございます。
デザインは毎月、その季節にあったものに変えているのですが、出来合いのスタイルシートをそのまま使っているので、月によって文字の大きさや色が微妙に変化し、時に読みにくい場合もあるようです。ご迷惑をおかけしてすみません。
どなたか、スタイルシートのいじり方がわかる方がいれば、どう直したらいいのか教えていただけると助かるのですが...