先週、試写会で実際に作品を見ましたが... かなり大変な労働条件です。映画の舞台となっている工場では児童労働が蔓延し、14,5歳の少女たちが、毎日深夜までの残業を強いられています。納品日には徹夜も少なくないというのですから... いやはや。
さらには賃金の遅配や未払、あるいは不当に安い残業代や不合理に高い各種控除。典型的な労働搾取に強制労働です。なんのためにCSR調達が必要なのかと思う方は、まずはこの映画を見ていただきたいと思います。これがすべてではないにしても、少なくとも現実の一端ではあるのです。
もちろんこの映画が撮られた6,7年前に比べれば、状況が改善した工場はたくさんあります。中国の工場のすべてが、ひどいわけではありません。さすがに今どき時給7円はありないと思いますし...
しかし、やはりまだとても安心できる状況ではないのです。というのも、この映画にも出て来る中国の労働人権NGOの代表の劉開明は友人なので、先日来日したときにこの映画のことを聞いてみました。すると、「その後、あの工場の状況は改善されたけれど、あれと同じような工場はまだたくさんある。」という返事が...
CSR調達の推進はこうした状況の改善に役立っているはずですが、それでもまだまだごく一部にしか影響を与えられていないのです。企業も、それを支援する僕のような仕事をしている人間も、そして何より外国製の安い製品を享受している私たち全員が、もっとその製品の先にいる作り手のことを意識する必要があることを痛感します。
というわけで、この映画はぜひ一人でも多くの日本の消費者(つまり、私たち全員ですが)に見ていただきたいと思います。9月27日の日本公開の翌日、上映館の渋谷シアター・イメージフォーラムでトークショーが開催されます。僕もこの映画の背景をお話しさせていただき、また特典もあるそうですので(笑)、ぜひご来場ください。
『女工哀歌(エレジー)』トークショー概要
私たちが何気なくはいているジーンズから知る、世界の労働問題
世界30カ国以上で上映され、海外メディアからも絶賛されたドキュメンタリーがいよいよ日本で上映になります。
この映画『女工哀歌』公開を記念して、パネルディスカッションを行います。
会場:渋谷シアター・イメージフォーラム3F教室
時間:10:30開場/11:00開始/12:00終了
料金:入場無料(『女工哀歌』パンフレット・特典をプレゼント)
※但し、『女工哀歌』の前売券・当日券、あるいはすでにご覧になった半券をお持ちの方に限ります。
※前売券は当日受付でご購入頂く事も可能です。
パネリスト:あだなお。(サステナビリティ・プランナー)ほか
主催:エスパース・サロウ(пF03−3496-4871)
後援:アムネスティ・インターナショナル日本、特定非営利活動法人ACE
『女工哀歌(エレジー)』
上映時間:連日12:50/14:50/16:50/18:50
料金:当日一般1,800円 大学1,500円 高・中・小学生・シニア・イメージフォーラム会員1,000円
詳細はこちら→「『女工哀歌(エレジー)』トークショー」(アムネスティ・インターナショナル日本)
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情報ありがとうございます。私も消費者として、搾取しないで生活するために、私たちの生活とつながる貧困を解決するためにCSR調達やサプライチェーンマネージメントを、企業に求めていこうと思ってるのですが、心のどこかでそれをして本当に意味があるのかって疑問が沸いてきてしまうことがあります。表面的にやってますっていうグリーンウォッシュみたいなことにならないかと心配で。それでもグローバル経済が進む以上、消費者の社会的責任として企業に意思表示をしていく以外の方法は思いつかないのですが。。
こんにちは、コメントありがとうございます。そして何よりもCSR調達への関心と、企業へそれを求めようというお気持ちをありがとうございます。
最初はグリーンウォッシュのようなこともあるかもしれませんが、CSR調達をする会社が増えれば、必ず状況は変わります。情報を公開することをあたり前にすることが、最大の推進力です。
心配なさらないで、どうぞ意思表示を続けてください!