小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズは22日、2009年までにプライベートブランド(PB=自主企画)品を取引する全世界のメーカーに、工場所在地など生産情報(生産履歴)の開示を求めることを決めた。子会社の西友も共同歩調をとる。低価格品をさらに普及させるには一定の品質を確保する必要があると判断。世界的な消費不振のなか、安売り攻勢で売り上げ拡大をはかる。出典:「PB商品の生産情報開示 米ウォルマート、全取引先に要求」(2008年10月23日)
上記の記事を書いた日経の記者の方は、失礼ながらCSR調達のことをどの程度ご理解なさっているのかちょっと疑問ですが(^^;)、ウォルマート社のリリースを読むと、これは明らかにCSR調達であり、たしかに品質も求めているけれど、労働条件等も含めて社会面、環境面できちんと責任を果たすサプライヤーとのみ取引をするという宣言です。
参考:"Wal-Mart Announces Global Responsible Sourcing Initiative at China Summit"(Wal-Mart)
リー・スコットCEOはこれは消費者の信頼に答えるためと言っていますが、それは単に製品の品質に留まらず、サプライヤー工場の質をも含んでいます。なぜなら、サプライヤー工場における環境面や社会面の問題を放置することは、知らないでいることは、ウォルマートにとっての大きなリスクだからです。
そういうわけで、あのウォルマートがCSR調達を本格的に開始し、それを北京で発表したというのは非常に重要で意義のあることなのですただ、日本のメディアや企業には、その真意はまだあまり理解されていないのかもしれませんね....
リスクマネジメントとしてのCSR調達の意義については、実は近々セミナーを開催します。まず僕が、途上国における人権問題や強制・児童労働問題などの社会性リスクの最新動向についてお話をしします。そして、黒田かをりさんが、SAI(Social Accountability International)のジャパンリエゾンオフィサーの立場から、国際労働規格のSA8000とそれを活用した海外の組織の事例をご紹介くださいます。さらに、リスクマネジメントのノウハウが豊富なKPMGあずさサステナビリティから、KPMGグループによる「サプライチェーンにおけるCSRリスクのマネジメント手法」を紹介するという、実務家向けの実践的なセミナーです。
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