今日から上海出張です。上海浦東国際空港に降りて、長い通路を歩いているとただの真っ白な袋を書いた大きな広告が目に付きました。何だろうと思ってよく見てみてると、白い袋の絵の上に「白色汚染」という文字が見えました。
白色汚染とは、捨てられたレジ袋による環境汚染のことです。中国では最近このレジ袋が急速に広がったのですが、厚さが0.025ミリに満たないと大変に薄いため、一回使うと(というか、使っている最中に(^^;))穴があいてしまい、すぐに捨てられゴミになることが問題視されていたのです。しかもその数は、一日に30億枚! 中国だけあって、桁違いのスケールです(^^;)
そこで中国政府は今年1月に、6月1日からレジ袋を無料配布することを禁止することを決めました。もちろんこれにはいろいろな反対もあったのですが、きちんと6月1日に施行してしまったのですから、立派です。決定から実施までわずか半年という、スピード感ある政策です。
実際にこれがどの程度定着しているかは、今回の滞在中に時間があればスーパーマーケットに立ち寄って観察してきたいと思いますが、政府としては使用量が1/3になることを期待していたそうです。(それでも毎日10億枚は使い続けられるわけですが...(^^;))
《参考記事》
■「中国、6月1日からレジ袋の無料提供を全面禁止」(チャイナネット、2008年1月9日)
ひるがえって、日本はどうでしょう? 随分前から議論されたり、条例が出来たところもありますが、なかなか進んでいませんねぇ。最近になって少しずつ増加傾向にはあるようですが、地域や店舗などが限定されているため、どうしても迫力不足です。
《参考記事》
■「百貨店でもレジ袋有料化へ 山形で全国初、2月から」(日経エコロミー、2008年11月12日)
残念ですが、後からやって来た中国に水をあけられている気がしませんか? 名古屋市などの例を見ると、レジ袋を断るお客さんにポイントなどを提供するより、有料化する方が圧倒的に効果があるようです。将来的な方向性として必要なことなのですから、さっさと有料化を決めてしまってもいいのではないでしょうか。もちろん、どうせやるなら全国でです。これはリーダーの決断力と、実行力の問題です。
《参考記事》
■「レジ袋削減は「アメよりムチ」――断り率90% 名古屋市・有料化施策ルポ」(日経エコロミー、2008年10月31日)
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2008年11月12日
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