というのも、僕は最近、日経ビジネスオンラインの「品川女子学院・漆 紫穂子校長のやる気を高め、人を育てるマル秘メソッド」という連載を毎回楽しみにしていて、この学校と校長先生がとても気になっていたのです。
「やる気のスイッチを入れる極意!教えます。」というタイトルの通り、いかに生徒たちのやる気を出させるか、そのために様々な工夫をしています。
漆校長が「心のスイッチを入れる」ことにこだわるのは、生徒のやる気がないとしたら、それは単にスイッチがオフになっているからと考えるからです。
しかしだからと言って、人の行動を変えようとうするのはおこがましいこと。だから、「スイッチが入るように環境を整える」のだそうです。
そのための代表的なプロジェクトが、「28プロジェクト」。「28歳になったときに、社会で活躍している女性を育てる」ためのプロジェクトです。その目標を目指して、そこから「逆算した」カリキュラムや活動を行っているのです。
これって、まさにバックキャスティングです。中学生や高校生から見たら、28歳というのはおそらくかなり遠い未来でしょう。しかし、その未来の目標をしっかりと見据えて、自分も、先生たちも行動するのですから、そんな学校がおもしろくないわけがありません。自分がいま何のために勉強をしているのか。自分の目標を達成するためには何をしたらいいのか。それがきちんと腑に落ちて勉強し、行動する毎日のことが、身に付かないわけがありません。
実際、画面に登場する生徒たちは、みんな目が輝き、実に生き生きとしていて、そして発言もしっかりしています。様々なプロジェクトも自分たちで責任を持ってやり通していますし、大人も彼女たちを子ども扱いはしていません。
こうした活動で、品川女子学院はわずか7年で偏差値が20ポイント以上(!)アップ、入学希望者も60倍(!)になったといいます。しかし、本当の結果が出るのはこれからでしょう。このやり方で学んだ女性たちが28歳になったとき、さらにそれからまた何年か経ったとき、必ずや何人もの素晴らしい人材が育っているに違いありません。
スイッチが入るための様々なしかけ作りをする漆校長は本当にスゴイ教育者だと思いますが、その最大のしかけはゴールを設定していることのように思います。「ゴールがあるから逆算できる」、漆校長はそう表現していましたが、これは教育に限らず、あらゆることに応用できる真理ではないでしょうか。
10年後、あるいは20年後に、どんな自分になっていたいのか。どんな社会で、どんな生活をしていたいのか。それを考えることから、持続可能な社会作りも始まります。
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何年後かの、うちの子の進学候補先に入れておこうかしら(笑)
確かに自分自身を振り返ってみても女性の28歳は人生のターニングポイントだと実感します。
子どもたち(だけじゃないですけれど)には人生最終章をどういうふうに終えたいのか自身で思い描き、悔いなく生き抜く力を身につけて行って欲しいといつも願っています。
ご紹介の連載、エピソードを交えた温かみのある文章が、心に響きました。
この校長先生ご自身が、ひとつひとつ現場で試行錯誤を重ねて得られたメソッドだからでしょうか、説得力がありました。
ビジネスの現場で、即応用できそうですね。
私のような主婦にも、非常にモチベーション・アップになりました!
またまたコメントありがとうございます。
28歳ってやっぱりターニングポイントですか? そうかもしれませんね。
>くるみさん
校長先生の試行錯誤の結果であることはもちろんなのえすが、その後ろに常に生徒さんたちに対する暖かい眼差しを感じますよね。この学校の生徒さんたちは本当に幸せだと思います。
そして確かに、これはいろいろな場面に応用できそうですね! 実は僕もひそかに、「心にスイッチを入れる」方法をメモりました(笑)