2008年12月07日

大きな違い

 昨日のエントリーでは、「未来を写した子どもたち」をご紹介して、私たちがすべての子どもの運命を変えることはできないけれど、何かは、誰か一人の環境は変えられるかもしれないということを書きました。

 今日、しばらく前に「ゴールがあるから逆算できる」でご紹介した品川女子学院の漆 紫穂子校長の連載を読んでいたら、これに関連する実にうまい喩えが引用されており、思わず唸りました。
 こんなたとえ話を聞いたことがあります。

 「台風の通り過ぎた海岸に何千、何万というヒトデが打ち上げられていた。小さな子どもが、今にも干上がって死にそうになっているヒトデを1つずつ海に戻しているのを見て、通りかかった人が『ぼうや、ヒトデはこんなにたくさんいるんだから、そんなことをしても無駄だよ』と言った。すると、その子は1 匹のヒトデを海に投げながらこう答えた。『でも、このヒトデにとっては大きな違いがあるでしょ』」
出典:「一人ひとりが輝く場をつくる。各自が持ち味を生かせば、チームの力は倍増します」(日経ビジネスオンライン)

 そうなんですよね。自分から見れば多くの子どもたち、多くのヒトデであっても、その一人ひとりの子どもや、一つひとつのヒトデから見れば、それはたった一回きりの人生(ヒトデ生?)の運命の分かれ道かもしれないのです。

 考えてみれば、実は私たちは毎日のようにそういう場面に接しているかもしれません。そのときに、僕は本当にその一人ひとりの立場に立って考えられているか... なかなか難しいですね。

 そんなことを考えていたら、この前中国で話を聞いた女性の総経理(日本で言えば社長です)の方の言葉を思い出しました。彼女は、数百人いる従業員の悩みを、仕事に関わるものでも、プライベートのことでも、なんでもケータイメールや電話で相談にのるのだそうです。同じような相談も多いし、とにかく数が多くて大変なそうですが、それでも「それぞれの悩みは、本人にとっては重大なこと。だから、一つひとつ真剣に向き合いたい」と笑っていました。

 社会を持続可能にすることは、社会全体に大きな違いをもたらすことです。だからこそ、それを目指す意味があるのだと思います。その一方で、一人ひとりのとって大きな違いをもたらすこと、それもやはり同じように意味があることなのだなと思います。そしておそらく、一人ひとりの大きな違いの積み重ねが、社会全体に大きな違いをもたらすことにもつながるのでしょう。

 マクロの目とミクロの目、その両方から大きな違いを目指したいと思います。Make a difference.
 
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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 心に響く言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あだなお。さん

ヒトデの話しは本当に教えられますね。ありがとうございました。

>一人ひとりの大きな違いの積み重ねが、社会全体に大きな違いをもたらすことにもつながるのでしょう

本当にそうだと思います。
それが、子育てや教育で一人の人と真剣に向き合う理由だと実感しています。

Posted by プチeco at 2008年12月08日 04:53
プチecoさん

そうですね、子育てはもちろん、教育の場でも本当に重要なことですよね。

だからこそ、この言葉が校長先生からさらりと出てきたことに、僕は感激しました。
Posted by あだなお。 at 2008年12月14日 21:47
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