2009年02月18日

PPPとCSR

 PPPという言葉をご存じでしょうか? 汚染者負担原則 (Polluter-Pays Principle)とお答えになった方、かなり古くから環境問題に関わっていらっしゃったとお見受けいたします。ただ、今日話題にしたいのは、Public-Private Partnershipの方のPPPです。日本語では官民連携と訳されることが多いようですが、日本語版のWikipediaにもまだ載っていないようですし、やはりまだあまり知られてはいないのかもしれません。

 欧米では1990年代後半から、日本では経産省が2002年に「日本版PPP(Public Private Partnership:公共サービスの民間開放)の実現に向けて」というレポートを発表しています。

 また、日本ではPPPというと、PFI(Private Finance Initiative) 、すなわち民間資金の活用による公益的な事業と同一視されることが多いように思いますが、実際には資金協力よりもっと広義の共同事業のことです。

 最近、CSRの世界でも、PPPという言葉をよく聞くようになってきました。これはおそらくは、BOP(Bottom of the Pyramid)つまり貧困層を対象としたビジネスが注目され、公共サービス(的な事業)とCSRが限りなく近づいたことや、あるいはODAに民間が参画することで経済的にも、技術的にも、これまでとは異なる事業展開が期待できるようになったからなのではないかと思います。

 そんな国際的な流れを背景に、JICA(国際協力機構)も昨年10月に、民間連携室を発足させています。
《参考リンク》
■「民間連携室の設立についてのお知らせ」(JICA)

 またこうした動きの一つと言っていいと思うのですが、3月1日には「途上国の自然護に向けて〜JICAと企業の新時代〜」と題する公開シンポジウムが開催されます。途上国で実際に自然保護に取り組むJICAの協力パートナー(現地行政官等)の方も参加して、国際機関やJICAのCSR連携事例を紹介し、途上国におけるCSR活動の可能性を考えようというものです。

 生物多様性の保全を海外でと考えていらっしゃる企業の方にとっては、とても貴重なチャンスになるのではないかと思います。もちろんそれ以外の海外における一般的なCSR活動を考えていらっしゃる方にとっても、様々なヒントがあると思います。僕もパネル討論に参加することになっています。日曜日の午後ですが(^^;)、どうぞご参加ください。お待ちしています〜

JICA公開シンポジウム「途上国の自然保護に向けて〜JICAと企業の新時代〜」
◆主催 :独立行政法人国際協力機構(JICA)地球環境部
◆日時 :2009年3月1日(日) 14:00〜17:00(13:30開場)
◆場所 :JICA研究所 二階 国際会議場
◆講演者/パネリスト(日英同時通訳)
 三次啓都(JICA地球環境部森林・自然環境保全第一課長)
 Mr. MOHD. SOFFIAN Bin Abu Bakar(マレーシア国サバ州野生生物局次長)
 Mr. Ir. SAMEDI (インドネシア国森林・自然保護総局地域保全局自然地域保全
課長)
 Ms. Susan MACKAY (RECOFTC(アジア大洋州地域コミュニティフォレストリー
研修センター))
 あだなお。氏(株式会社レスポンスアビリティ代表取締役、JBIB事務局長)
 代島裕世氏(サラヤ株式会社 営業統括本部広告宣伝部 部長兼コンシューマー営業部 マーケティング担当部長)
※休憩時間またはシンポジウム終了後に10ヶ国のJICAの協力パートナーと意見交
換していただける時間・場所をご用意しています。
◆定員 :150名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
◆参加費:無料
◆対象者:途上国でのCSR活動に関心をお持ちの方
お申込方法・詳細はこちら: http://www.jica.go.jp/event/090301.html


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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | CSR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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