そんなわけで往復5時間近くを新幹線の中で過ごしたのですが、車内誌「トランヴェール」3月号には、4ページにわたってJR東日本の社会環境が紹介されていました。社会環境報告書のダイジェスト版を車内誌に組み込んでいるわけで、おもしろい取り組みと言えます。
鉄道は自動車や飛行機に比べるともともとCO2の発生が少なく、環境負荷が小さい移動手段ですが、JR東日本では、減速時にエネルギーを回収する回生ブレーキや、電力を効率よく使用するインバーター搭載のモーターを使うなど、省エネ車両の導入を増やしているそうです。でもまぁこれは、従来からの活動ですよね。
新しいところではディーゼルハイブリッド車両をついに2007年から営業運転を開始したそうで、またさらに次世代に向けて燃料電池ハイブリッド車両も営業線での試験走行を始めたとのこと。国内外の非電化路線に普及させれば効果は大きいでしょう。良い取り組みですし、さらに頑張ってもらいたいとは思います。しかし、技術的には自動車の後追いで、正直言ってそれほど新鮮味があるわけではありません。
改札口での発電床実験のことも紹介されていましたが、これは以前もサスラボで紹介したように、まだあくまでネタでしょう(「人力発電?」参照)。
逆に、「をを、これは」と思ったのが、「鉄道林の再生」。鉄道林とは、吹雪や土砂崩れなどの災害から鉄道を守るために、線路脇に植えられた人工林のことです。線路の脇によく延々と人工林が続いていることがありますが、あれはタマタマ線路がそういうところを横切っているのではなく、意図的に植えたものなのです。
しかし今までは防災面だけを考えて針葉樹などの単一樹種を植えているだけでした。それを在来種を含めた混植で複層林化し、環境保全との両立を目指して約20年かけて植え替えるのだそうです。生物多様性の保全の観点からも、これはちょっと着目したいと思います。
もう一つ「へぇ〜」と思ったのは、昨年8月31日に「グループ経営ビジョン2020 ー挑むー」を発表し、その中でCO2の中間目標を設定したことです。
1990年比で2017年度までに32%削減、2030年度までには50%削減だそうです。既にかなり省エネ化が進んでいる日本の鉄道会社としては、非常にチャレンジングな目標であると評価できます。水力発電にまつわるいくつかの問題を早いところ解決して、環境面でも圧倒的に世界に誇れる鉄道になることを期待しています。
でも... やっぱり究極のエコな出張は「どこでもドア」でしょうね。身体にも楽ですし(笑) JRは作ってくれない... でしょうね(^^;)
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