2009年03月30日

日本版ファストフード

 ファストフードというと、一般にあまり評判はよくないのですが(^^;)、日本の場合には、仕事の途中で、あるいは野良で、手軽に、しかし栄養のある食事を簡便に取ることができる日本版ファストフードがたくさんあります。

 すぐに思いつくのは「おにぎり」ですが、実はお鮨だって、蕎麦だって、もとはみんなファストフードだったと言っていいでしょう。

 さてそのおにぎりですが、最近はコンビニの工場で作られた画一的なおにぎりではなく、その場で人が「握って」作ってくれる、ホンモノのおにぎり屋さんも増えてきましたよね。温かくて、口の中でほろりと崩れるお握りをほおばり、熱い味噌汁をすすれば、簡単ですけれど、きちんとした食事をした気分になれます。

 ちなみに、この味噌汁だって、ものすごいファストフードですよね。味噌と鰹節のお蔭で、きちんと出汁を取った「スープ」があっという間に出来てしまうのです。西洋料理だったら何時間もかけて作るところを、わずか10分程度で準備が出来てしまうのですから! おそらく世界最古の「インスタント・スープ」(と言うと軽々しく聞こえますが(^^;))なのではないでしょうか?

 そんな最近のおにぎり屋さんの中には、食材や作り方に、こだわりを持っているところがたくさんあります。お米や塩はもちろん、具や水にまで凝っていたりしてびっくりします。

 そして今日ご紹介したいのは、NPO法人メダカのがっこうがやっている「おむすび茶屋」です。メダカのがっこうでは、不耕起の冬水田んぼ、つまり田んぼを耕さず、冬の間も水を張ったままの田んぼで、生きものたちに支えられた、生命力あふれるお米を作っています。つまり、作り方にこだわった自然耕米で作ったおにぎりを提供しているのが、神田神保町にある「おむすび茶屋」なのです。

 しかし、この「おむすび茶屋」のスゴイところは、単なるおにぎり屋さん=飲食店ではなく、もっと深〜い意味があるのです。これについては、メダカのがっこう理事長の中村陽子さんの説明を引用させていただきます。
メダカのがっこうは、思ったことを形にしていくのが特徴なので、人任せに出来ないことばかり、おむすび屋も飲食店のように見えますが実はそうではなく、すばらしい農家支援で、田んぼ環境を売っているので、飲食の人材は役に立ちません。計画から実行まで、全て自分と仲間でしなければならないため、米づくりから、 米売り、店の経営、店を舞台にした啓蒙、飯炊き、おむすびを握り、自給自足農場で野菜を作り、味噌を作り、醤油を作り、野草を勉強し、料理を作るまで、1人の人間(私と店長たち)が、全てマスターしなければ、理想の形が出来ないので、本当に自分の生きる力アップが毎日の課題です。
また、それが、私にとって、最高に面白いゲームです。

 どうですか、行ってみたくなりませんか? お店は平日朝7時から営業と、朝ご飯にもバッチリ対応しているのですが、夕方は5時までと健康的。なおかつ土日はお休みです。そういうわけで、ご近所の方に限られてしまうかもしれませんが、お近くの方はぜひ一度お試しください。
■「おむすび茶屋

 このきわめて健康的な営業時間ゆえ、実は僕もまだお店にうかがったことはないのですが(^^;)、先日とある集まりの際にこちらのおにぎりをいただく機会に恵まれました。中村陽子さんのお話をうかがいながらいただいたので、おいしさ、ありがたさもひとしおでした。(そういえば、おにぎりもご飯に「ひと塩」しただけの、シンプルな塩おにぎりでした(笑))

 で、ここまで読んでどうしてもメダカのがっこうのお米で作ったおにぎりが食べたくなったら... 今だったら、渋谷東急でゲットできるんです! 3月26日(木)〜4月8日(水)の2週間に限り、約20種のおむすびとお味噌汁、雑穀を渋谷東急東横店地下のFOODSHOWで販売しています。営業時間も10〜21時、土日もオープンと、都会人の活動時間に合わせてくれています(笑) 明日以外は中村理事長さんも毎日いらっしゃるそうですので、ぜひお話も聞いてみてください。
■「【お知らせ】渋谷東急期間限定出店中!」(おむすび茶屋ブログ)

 この2週間も忙しくて渋谷東急まで出かけることが出来ないという方は... 生きものがたくさんの「ありがとう田んぼ」を作る「花まる農家」を支援する「田んぼ組」という制度もあります。農家に1年分の費用を田植前に前払いし、秋の収穫後、その田んぼでできたお米を送ってもらうという仕組みです。いきなり1年分はという方のためには、まずは1袋=5kgを試しに買ってみる「初級編」も用意されています。
■「「田んぼ組」をはじめました!」(メダカのがっこう)

 基本単位は「4分の1反歩(2.5アール)」なのですが、この面積の標準収量は108kgと言いますから、まぁ今だったら4人家族ぐらいの消費量でしょうか。我が家にはちょっと多いので、この半量から「田んぼ組」を初めてみようかと思っています。

 というわけで、日本では、ファストフードもなかなか奥が深いのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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