我が家の周囲でもいろいろなところで桜の花が咲いていて、「あ、こんなところにも桜が植わっていたのだ」と発見があります。せっかくなので、桜の名所になっている近所の川まで歩いてみました。お天気も良かったので、さらにそのままいつもは歩いてはいかないような先まで、いつの間にか随分と散歩をすることになりました。
ふだんの生活圏より本の少しだけ足を伸ばせば、桜以外にもいろいろな発見があります。チョコレート屋さんのブリオッシュが実はおいしかったり、住宅街になぜか突然、行列のできているタコ焼き屋さんがあったり、手作りハム工房では出来立てのベーコンが試食できたり... あ、なんか食べてばっかりですね(^^;)
そんなわけで、僕自身は完全に「花より団子」状態でしたが、それでもやはり、あちこちに桜の花が咲いているというのはいいものです。春が来たという以上の華やかさや、一年にわずか一週間の儚さ、様々な思いが去来します。
しかし、このまま気候変動が進むと、今のようなお花見はもう楽しめなくなってしまうかもしれません。九州大学の伊藤久徳教授(気象学)らの分析によれば、「桜(ソメイヨシノ)の開花日が今世紀末には最大で4週間近く早まる」とのことですが、「北日本では早まる一方、房総半島や伊豆半島、南九州などでは開花日が遅れ、開花しない地域も出てくる」というのです。

出典:「桜開花:21世紀末最大24日早く 九大教授分析」(毎日.jp、2009年3月15日)
これは、ソメイヨシノが開花するには、「冬の間、最高気温10度以下の寒気に約60日間さらされることで、木が眠りから覚め」、その後の春先の気温上昇で開花するからです。
冬の気温が高くなると、「南九州の一部など30地域で満開にならない年があり、5地域では全く開花しなくなる」と予想されるのだそうです。
これはもちろん、桜以外の植物でも起こりうることです。花が咲かなければ、当然実もつきません。つまり、最悪の場合、次の世代を残せないということすら起こり得るのです。
桜の場合には人間が植えているのでそれほど深刻ではないと思いますが、自然の植物では大問題です。実際、熱帯の植物の中には、数年に一度の稀な低温が開花のトリガーになっているものもあるのですが、こうした植物は、次世代を残せなくなってしまうかもしれないと既に本気で心配されるようになってきています。
桜をはじめとする様々な植物の花を楽しみ、お花見にまつわる文化を伝えていくことにも、気候変動の防止は関係しているのですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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