2006年01月15日

GRIって?

 昨日の記事でGRIという名前を初めてご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんので、GRIとはどんな団体なのか、ちょっとご紹介しておきましょう。

 今や多くの企業が毎年、環境報告書※を発行しているのはご存じだと思います。これはかつてアラスカでエクソン・モービル社が石油タンカー、バルディーズ号による大規模な原油流出事故がきっかけとなり、企業は環境に対してもっと責任をもつべきであるというバルディーズ原則ができました。これはその後セリーズ原則に改められましたが、その中で「企業は環境についての報告をすべきである」と求められており、それに対応して企業が環境報告書を出すようになったのです。

 しかしこれは企業からの自主的な報告ですので、何を書くか、どこまで書くか、どのように書くかは、企業側に任されています。それではせっかくの報告書も相互に比較ができなかったり、場合によっては肝心のことが書かれていない、企業側に都合がいいことだけの「報告書」になってしまう懸念もあります。

 そうしたことがないように、環境報告書には何をどう書けば良いのか、それを世界中のさまざまな立場の人たち(マルチ・ステークホルダー)が集まって協議し、ガイドライン作りなどをしている団体がGRI(Global Reporting Initiative)です。

 GRI日本フォーラムは、GRIと連携して、環境報告書について意見交換、情報発信などを中心に、日本において持続可能な社会づくりを目指しているNPOです。ガイドラインの活用に関する情報交換だけでなく、企業やNGOなどの立場を超えて、持続可能な社会を作るための活動も行っており、「2020年の日本を創る会」もその一環です。

※環境報告書
 日本では当初「環境報告書」と呼ばれることが一般的でしたが、環境面のみならず、社会面や経済面についての報告をするところも増えてきました。最近では「環境・社会報告書」、「持続可能性報告書」、「CSR報告書」など、さまざまなタイトルで発行されています。英語でもいろいろな呼び名がありますが、Environment ReportやSustainability Reportが比較的多いようです。
 企業がどんな活動をしているか、こうした報告書を読むとよくわかります。一度、手にして読んでみると面白いですよ。ホームページに同様の内容やPDFを掲載しているところもありますが、印刷されたものを欲しい場合には、以下の「エコほっとライン」を使うと便利です。無料でゲットできます。

<参考リンク>
 ■GRI(本部)
 http://www.globalreporting.org/
 ■新GRIガイドライン(G3)の草稿
 http://www.grig3.org/guidelines.html

 ■GRI日本フォーラム
 http://www.gri-fj.org/
 ■GRIガイドライン(2002年版日本語版)
 http://www.gri-fj.org/guideline/index.html

 ■エコほっとライン  (企業の環境報告書を一括請求できます。もちろん無料)
 http://www.ecohotline.com/php/index.php


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posted by あだなお。 at 13:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 環境報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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