2009年04月10日

オフセットするならこのマーク

 何かというと「カーボン・オフセット」というのが目立つ今日この頃。カーボン・オフセットさえすれば何でもいいのか?という批判もありますが、キャップなしでザル状態の排出権取引に比べ、排出した量をきちんと相殺しようというカーボン・オフセットは、本来的にはずっと有効なはずです。

 しかし困るのは、こう何でもかんでもカーボン・オフセットと言われると、それが本当に意味があるものなのか、なかなかわからないことです。量だけでなく、質に関しても、それが真っ当なオフセットであるのか、素人にはまったく判断がつきません。

 そんな問題を解決するためにしばらく前に環境省は3月に「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準(Ver. 1.0)」を定めていますが、今度はこの基準に則り第三者認証機関による認証を受けたものに表示するカーボン・オフセットの認証ラベルのデザインを発表しました。
carbonoffset.jpg


 矢印とCO2という文字を組み合わせたデザインなのだそうですが、どちらかというとCO2そのもので、あまりヒネリは感じられません(^^;) 色はなぜにゴールド?なのかと思ったら、これは「大地のブラウン」なのだそうです。「植物のグリーン」を使うパターンもあるのですが、いずれも地球が本来持っている大自然に由来した色、アースカラーなのだそうです。

 ま、デザインの好き嫌いはともかく、この制度が動き出せば、このラベルがついているカーボン・オフセットであれば、国の基準に基づく信頼できるものと一目でわかりますので、これまでのカーボン・オフセットにまつわるモヤモヤ感も少しは払拭できそうです。

 ただ注意が必要なのは、このマークが付いていなくても、清く正しいカーボン・オフセットはあるということや、このオフセットは認証クレジット(VER=Verified Emission Reduction)であり、国連による認証クレジット(CER=Certified Emission Reduction)ではありません。したがって、排出権の国際取引や、日本のマイナス6%分へのカウントはされないことです。

 しかしそういう点を除けば、まっとうなカーボン・オフセットであるVERは、CO2の排出分を確実にどこかで相殺していますので、気候変動の防止には役に立っています。その効果が得られればいいのであれば、この認証ラベルは目印として大いに役に立ちそうです。
《参考リンク》
■「「カーボン・オフセット認証ラベル」の公表について(お知らせ)」(環境省)

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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 気候変動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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