以下の図は別のサイトに掲載されいたものですが、要は庭に15〜30cmぐらいのちょっとくぼんだ花壇を作り、そこに植物を植えましょうというものです。なぜそれが雨と関係があるのか言えば、少しくぼませておけば、そこに雨が集まるので、ちょっと強めの雨が降っても、通りに流れ出ずにその庭が吸収してくれるというのです。だから、「雨庭」なのです。
図:"Rain Gardens"(City of De Moins)
基本的には雨水を地下に浸透させ、洪水を防止するための庭なのですが、実はこの雨庭には、それ以外にも環境にいいことがいろいろあるのです。
アメリカでは、道路に流れ出る雨水は大きな汚染源なのだそうです。油、グリス、融雪剤、重金属、殺虫剤、細菌などなど、127の主要な汚染物質のうち77もが含まれるのだそうです。ちょっとビックリですね。
これが排水溝に流れればそのまま河川に流れ込んでしまうわけですが、雨庭で土壌に浸透すれば、その過程で90%がろ過され、環境を汚染しないで済むのです。
他にも、地下水を涵養するという働きももちろんあります。これはその地域の生きものにとっても重要なことですね。舗装によって土壌と地上を遮断してしまうことは、その地域の生物多様性にとっては大きな問題になってしまいます。
そしてUCSのティップスで面白いなと思ったのは、この雨庭に、その地域の在来種を植えましょうという提案です。在来種はその地域の気候に適応していて育てるのもラクだし、蝶や鳥などが集まるし、根も深く張るし、いいことづくめだというのです。もっとも根が深く発達するというのは、アメリカの乾燥地帯の在来種の話だと思いますけれどね。
洪水を防止するだけだったら雨水浸透ますや雨水浸透管を設置するのでもいいのですが、それでは味気ないですし、地域の生物多様性の保全にもなりませんからね。そう考えるとこの雨庭、なかなかの優れモノのように思えます。庭付きの家にお住まいの方は、こんな花壇を作ってみてはいかがでしょうか?
出典:"Green Tips/ Fight Water Pollution in Your Own Backyard"(UCS)
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