2009年04月19日

GMOは増産効果なし

 アグロビジネス会社は、GMO(遺伝子組み換え作物)によって収量を増やすことができる、あるいは既に収量は増加したと喧伝して来ましたが、これが間違いであったという研究が発表になりました。

 研究報告を出したのは、サスラボではお馴染の「憂慮する科学者連盟(Union of Concerned Scientists、UCS)」です。UCSが出した「Failure to Yield(収穫失敗)」というレポートによれば、過去13年にわたってGMOのトウモロコシや大豆で収量が増えたのは、遺伝子組換えのお蔭ではなく、伝統的な品種改良や農業慣行の改良によるものだとのことです。
※UCSのリリースは以下
"Genetic Engineering Has Failed to Significantly Boost U.S. Crop Yields Despite Biotech Industry Claims"(UCS, 2009/04/14)

 そしてGMOによって生産量が上昇する可能性は将来的にもほとんどないとしています。また、GMOは農家にとっては非常に「高くつく」技術であることから、特に途上国に技術支援のために導入するのは無意味であると断じています。

 もちろん途上国には技術支援は必要ですし、人口増加や気候変動に備えて世界中で生産性を上げる必要性はあるのですが、そのためには伝統的な品種改良に投資することの方が遥かに現実的であると指摘しています。

 安全性の観点からもそちらの方が賢い選択だと思いますので、UCSからこのような報告書が出されたことは非常に心強く感じました。おそらくアグリビジネス会社からは様々な反論が出されるのでしょうが、安全性、確実性、経済性、公平性、いずれの観点からもGMOを強行する意味はないように思えます。後は行政と消費者が、両者の主張をどう判断するかですね。

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posted by あだなお。 at 23:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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