
出典:JAL webサイト
紹介されていたのは、その中でもさらに地方にある小さな島、キヒヌ島です。縦横7x3.5キロで人口500人の島なのですが、そこでは衣食住のすべてについて、昔から変わらない生活様式が保たれているのだそうです。
島の女性はみんな民族衣装を身に着け、それに使う布も自分の家の機織り機で、自分で織るのだそうです。その色やデザインの美しいこと。
島の男たちはみな海に出て漁をするので、女性たちは家族や恋人の無事を祈って、民族衣装に身を包み、歌やダンスを繰り広げる。これが日常の生活(!)なのだそうです。
おとぎ話の国の家のような昔ながらの家々には、玄関の扉かその脇に、なぜか必ず棒が立てかけてあるのだそうです。扉に棒が立てかけてあれば留守の印、横にあるときには在宅。尋ねてくる隣人に無駄足を踏まさせないための工夫なのだそうです。
この平和な村でだからこそ成り立つ、これもまたおとぎ話のような習慣です。作家、梨木香歩さんの素敵な文章を読み進めるうちに、すっかりこの島に、この国に魅了されてしまいました。
機織りを実演してくれたおばあさんはぽつりと、「自給自足は出来ても、お金持ちにはなれない」と呟いたそうです。梨木さんはその言葉に島の現実を感じながらも、日本に戻って何カ月かすると、それは「金持ちにはなれないけれど、自給自足は出来る」という誇り高い生き方でもあるのだと気付いたといいます。
経済的・物質的な豊かさと、伝統的な生活の豊かさ。世界中の様々な場所でこれまで繰り返し突き付けられてきた選択肢です。一度物資的には豊かになった社会の人間の感傷かもしれませんが、それでもやはり憧れてしまいます。
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