夜更けになってオフィスを出ようとしていると、いきなりの驟雨。しまった、もう少し早く切り上げていればと後悔しても時既に遅し。時間が時間だけに、このまま「雨宿り」というわけにもいかず帰路につくと、雨足は想像よりさらに激しく、傘をさしていてもすぐにずぶ濡れになってしまいました。
これじゃあまるでスコールだよなと、マレーシアに住んでいた頃のことを思い出したりもしましたが、いつの間にか東京が熱帯のような気候になってしまったことに改めて背筋が寒くなりました。私たちの唯一の住み処、地球が急激に変化しつつあることは、もはや疑いようがないように思います。
その私たちのHOMEである地球の今をテーマにした映画"HOME"を、遅ればせながら昨夜、YouTubeで観ました(強引なつなぎでスミマセン)。
■「HOME 空から見た地球」(日本語公式ページ)
「世界環境デー」(環境の日)に世界88カ国で一斉公開されたこの作品は、空撮された地球の大自然の映像で始まり、生命の歴史を振り返ります。そしてその次に写しだされるのは、この地球の上で繰り広げられる私たち人類の恐ろしくなるほどの莫大な活動。地球の自然のスケールもケタ違いなのですが、人類の活動も自然のそれとはまったく別次元の大きさです。私たちの今の生活を維持するために、私たちはなんと野蛮なことをしているのだろうと痛感させられます。
そして当然、それに対する自然からのしっぺ返しもあります。気候変動、地下水位の低下... 目を覆いたくなる惨状ですが、それも私たちが地球にしたことを考えれば当然とも言えます。とにかく人間活動のスケールも半端ではないのです。
最後のパートでは、それでも「もはや悲観的ではいられない(It's too late to be a pessimist.)」というメッセージが繰り返され、世界各地で新たな取組が始まったことが紹介されます。こんなに頑張っている人たちもいるのだから、ただ事態を悲観していてもしかたがない、そんなことをしている理由はない、というわけです。(ちなみにここで、中国や韓国の試みは紹介されるのに、日本の映像がないのがちょっと残念でした。深い意味はないとは思うのですが...)
ただそうは言っても、これだけいろいろと問題を見せつけられると、たとえ頭ではわかっていたことでも、知識としては十分に理解していたつもりのことでも、かなりショッキングです。
38億年かけて進化してきた生物たち、それによって作られたこの自然の造形美に対して、私たちはなんという野蛮で粗暴なことをしているんだろうと、情けなく、自己嫌悪の気持ちで一杯になります。そして、こんなことをして許されるはずがないだろうという気持ちになります。
ですからこれは希望をもたらすというより、むしろ私たちに反省と贖罪しようという気持ちを呼び起こさせる映画なのではないかと思います。最後にちょっとだけ「希望」を感じさせる場面が出て来るのは、現状で諦めてもらっては困るからという程度のような気がします。
未来に希望を持って欲しい。僕も当然そう思いますし、それを信じるからこそ頑張るのですが、それでもやはり、時に現実を直視して、もっともっと反省した方がいいのではないか。そんなことを思わせてくれる映画でした。
それにしても最近の技術はスゴイもので、光回線の威力もあるのでしょうが、全編で90分以上に渡るこの映画が、YouTubeでリアルタイムで観られるのにもびっくりしました。本当は昨日14日まで公開とも聞きましたが、今のところまだYouTubeで観られるようです。もしリンク切れになってしまったら、DVDでご覧ください。
■"HOME project"(YouTube)
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2009年06月15日
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コメントさせて頂きます。
「HOME〜空から見た地球」
私も、今月5日にWOWOWで放送されていたのを、偶然観ました。
内容のほとんどは知識として頭に入っていたはずなのに、
実際に映像として観るとかなりショックを受けましたね・・・。
やはり視覚に訴えかけられるとキツイな・・・と実感しました。
まぁ、そこが狙いなんでしょうが。
特に終盤の字幕と映像の繰り返しは、
強いメッセージ性を感じましたね。
でも同時に、未だに自分が何も成しえていない現実に、悔し涙したり。
でも、当然今後も走り続ける覚悟でやっていきますよ・・・!
この作品を観た方の中から、
何らかの気付きを感じ取って、
一人でも多くの方が実際に行動に移してくれることに期待しつつ。
おひさしぶりです。コメントありがとうございました。
そうですよね、頭で知っていることと、映像はやはり違いますね。Seeing is believing.ということなのでしょう。
どんな気持ちを引き起こしたのであれ、この映像が一人でも多くの方の行動のきっかけになったことを、僕も願っています。