請求書や計算書などの事務的なものであれば、紙でなくてもメールでも十分ですし、DMもその方が捨てるのが楽です(笑)(「DMどうします?」参照)。もちろん、紙という大切な資源の節約になりますしね。
だったら、もう郵便物は止めて、みんなメールにしましょう。え、メールアドレスがわからない? それなら、住所宛にメールを届けてあげます。
そんなことを考えて、実際にそのサービスがアメリカで始まったそうです。Zumboxというのですが、その人のメールアドレスを知らなくても、住所宛に送れば、当人がそれをメールとして読めるというものです。メールといってもテキストメールだけではなく、専用ページの上ではあたかも印刷物のように表示されるので、紙の郵便物で受け取るのと同じ感覚で使えるようです。
出典:"Product Info/How it Works"(Zumbox)
受信する側は、一度住所を登録すれば、後は24時間365日、世界中どこからでも、タダで「郵便物」を受け取ることができる、というのがメリットのようです。たしかにかさばる紙の書類をもらうより、ファイルで受け取った方が整理も処理もずっと楽ですよね。長期の留守で郵便受けが溢れることもありませんし...
送る側は若干の費用がかかるものの、郵便に比べればはるかに安く、そして速く、また大量に送付する場合でも簡単というわけです。おもしろいことに、企業や個人が送る場合には有料なのですが、行政やNGOなどが送る場合には無料なのだそうです。
もちろん通常のメールを使っても同じことができるわけですが、より伝統的な郵便物に近い形にして、利用者の敷居を低くしたところが面白いですね。なかなか良い発想だと思います。
しかし、何にもまして素晴らしいのは、このシステムで伝統的な郵便物が電子的な郵便物に置き換われば、ものすごくコストが節約できることです。ここで言うコストとは、単に郵送料のことだけではなく、それ以外の様々な環境コストも含めたものです。
つまり、紙の使用、印刷の環境負荷、輸送・配達のための環境負荷、紙の廃棄とリサイクルのための環境負荷... より詳しく知りたい方はzumboxの"What's the REAL COST of a 44-Cent Stamp?(44セントの切手の本当のコストは?)"(PDF)をご覧ください。
なんしろ現在アメリカでは毎月150億通(!)もの郵便物が送付されているそうですから、これがすべて電子化されたら大変な環境負荷の削減になります。もちろん、産業構造に与える影響も大変なものですが...
日本だったら「郵便事業を守れ」と既得権益を握った方々が非難しそうですが、官業を止めるのではなく、民間が勝手に代替サービスを始めてしまったところがうまいですね。
誰か、日本でもこれを真似する人いませんか? 物理的な配達網を作る必要はないので、宅配便を始めたりするよりは、はるかに参入は楽ですよ(笑)
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