この先日本の人口が高齢化することや、今の60代は昔の60代と比べてはるかに体力・気力ともに充実していることを考えれば、60歳で引退するのはありまりにもったいないことです。その後も少なくとも70歳ぐらいまでは現役でご活躍いただきたいと思います。収入面だけでなく、ご本人の生き甲斐という意味でも、またそれまでの知識や経験を世の中に還元するためにも、意義があることだからです。
しかし60歳、ましてや65歳から再就職をしたり、新しいことを始めるというのは、ちょっと大変なのではないかと思うのです。また、50代のまだ脂の乗っているときに、定年まであと何年と指折り数えるのももったいないように思います。
だったらいっそのこと、まずは50歳を定年として、それからの20年は新しいことにチャレンジする。そんな風にしたらいいのではないでしょうか? 他の企業に再就職というのもアリですが、むしろ、教育とか、介護とか、NGOとか、どちらかというと社会のために働く職業だと、なおいいと思います。50歳の体力・気力が十分なうちに新しいことに取り組み、20年間あれば、それまでの28年ぐらいにくらべて、同等の、いやそれ以上の成果を出すこともできるはずです。
さらに定年が50歳になれば、当然会社の管理職は若返ります。40代、場合によっては30代が、より責任のある立場を任されるでしょう。これは会社の活性化としても意味があると思います。それ以外にも、若い人の就職口も増える効果も期待できるかもしれません。
そんなことを考えると、会社や社会が元気になるためには、定年延長して一つの会社に勤めている時間を長くするのではなく、むしろ定年を前倒しにして、再就職することを当り前にすればいいのではないかと思ったのです。
もちろん再就職がスムーズになるための工夫も必要ですが、学生が就職活動をするのに比べれば、実績やスキルが見えやすい50歳での再就職であれば、本人の適性や希望によりあった職場を探しやすくなるのではないでしょうか。
というわけで、これって案外いけるんじゃないかと一人悦に入っているのですが(笑)、いかがでしょうか? 見落としている点などあれば、どうぞご指摘ください。
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こんなこと書くと怒られちゃうかなと思っていたのですが、実は案外いろいろな方から「賛成!」との反応をいただきました(笑)
そして実際、やる気のある方は50歳ぐらいでどんどん転職しているんですよね。制度で強制されるのではなく、自発的に自らに定年を課していると言ってもいいと思います。さすがです。
新卒採用は、実は大企業だけという話もあります。しかし本当は、中小企業こそまず新卒を取り、大企業は30歳以上なんて考えもあるみたいですね。