2009年08月26日

公選法と国民審査

 皆さんご存じのように、オバマは大統領選でフルにインターネットを活用しました。インターネットが使えなければ、アメリカ初の黒人大統領はまだ誕生していなかったかもしれません。ところが現在の日本の公職選挙法では、「候補者は選挙期間中WEBサイトを更新できない」ことになっています。

 しかし、これはいわゆる「ホームページを更新できない」どころの話ではないのです。恐ろしいことに、「現在は総務省の見解を尊重すると、選挙期間中インターネットを利用した選挙活動(ネット選挙)を行うことができず、ブログの更新や、Twitterのつぶやき、さらにはmixiの足あとまで公職選挙法に抵触されるとしている。」のだそうで(出典:Wikipeia)、時代錯誤もいところです。

 お金のない、あるいはお金をかけたくない候補者にとってこそインターネットは重要なツールなので、嫌がらせというべきかもしれません。そしてこれは候補者だけでなく、僕たち一般市民も、「公職の候補者の氏名若しくはシンボルマーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し掲示してはならない」(同146条)ということで、特定候補のことをブログに書くのも「違法」ということになってしまいます。これって、ほとんど言論統制

 幸い民主党は選挙へのインターネット導入に賛成ですので、政権が変わればこんな不条理な悩みもなくなると思うのですが...(って、こういうことを書くのもダメなんでしょうか?)

 一方、昨日も話題にした最高裁裁判官の国民審査については、個々の裁判官のことを書いても問題ないようです。「忘れられた一票 2009 最高裁裁判所 裁判官 国民審査 判断資料」というサイトには、第21回国民審査の対象となる 最高裁の裁判官9名全員の経歴や主要な意見など、詳細に紹介されています。一つひとつ読むと、けっこう人間臭いというか、なかなか個性に溢れた方もいらっしゃいます(笑)

 そして今回は「国民審査の×ガイド」が用意され、いくつかの主要な論点について、あなと考え方が違う裁判官を見つけることができるようになっています。正直、フツーの市民感覚では「それはおかしいでしょ?」と思うような問題(例えば、一票の格差>「あなたの一票の価値は?」参照)について、かなり偏った意見をお持ちの方もいるようですので、ぜひ事前にチェックすることをオススメします。

 ということで、政権がどうなるかも非常に興味深いのですが、国民審査についても今回はじっくり予習をしてみるのはいかがでしょうか? 大きな格差があるとはいえ、私たちの一票が違いを作るのです。逆に言えば、違いを作るには、現状を変えるには、やはり一票を大切に行使するしかないのですから。

#衆議院現役議員の方のツブヤキは止まってますね >「日本の政治家@24oclocks.com

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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治・政策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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