2009年08月31日

民主党への期待と不安

 衆議院の総選挙は、予想以上の民主党の圧勝となりました。まさに大荒れの選挙でしたね。ついでに関東地方には、ホンモノの嵐まで来てしまいましたが...

 さて、政権交代したのはいいのですが、それにしても民主党はちょっと勝ち過ぎなのではないかというのが正直な感想です。このことは、まさかここまで議席を減らすとは思わなかったぼう然とした自民党幹部の表情からも、また、一部の比例区で候補者数が足りなくなってしまった民主党自身の様子からもうかがわれます。

 民主党に投票した方々へのアンケート結果によれば、政権交代のためにと同じぐらい、マニフェストで選んだという方が多いようです。ただ、これは本当にそうなのかなと勘ぐってしまいます。「なんとなく」とか、「マスコミに煽られて」とは答えにくいでしょうから(^^;)、「マニフェストで」としたのではないかと... もしマニフェストで選んだのだとしたら、バラマキ的な政策に惹かれたのでしょうか?

 もちろん基本的には民主党のマニフェストの方が、自民党のそれに比べ、一般国民の視点や要望に沿っていて、また環境や社会についても積極的であるとは思います。ただ、自民党などからも散々批判されたように、財源はどうするのかという点について、あるいは単にばらまけばそれで問題は解決するのかという部分はとても気になります。

 環境についても2025年にGHGを25%削減するというのは目標としては正しいと思う一方、問題はそれをどう実現するかで、その点がどうしても心配になります。たとえば、CO2削減と逆行する高速道路の無料化はなぜ? そんなことがどうしても心配になるのです。

 したがって、今回はやはりあくまでも政権交代に意味があったので、それ以外はすべてこれから始まる、しかもほぼゼロから始まると言っていいのではないでしょうか。

 ですから今回民主が300議席を大幅に超える議席を確保したものの、民主、社民、国民新党による3党連立与党体制を協議というのに、どうしても期待しています。さすがにそれがないと、どこに飛んでいってしまうかちょっと心許ない、そんな大勝ですから。

 また民主党はさておき、今回の選挙を見ていて気になったのは、やはり選挙制度です。もともと予想できたことですが、それにしてもこれだけ極端な結果を産みやすい小選挙区制度というのはどうなんでしょうか? 様々な選挙区で、民主党というだけでほとんど経験のない候補が当選したり、あるいは党派に限らず有名人候補者が勝った点など、様々なところで「本当に考えた上での一票か?」と疑問に思える点が多いのです。

 ポピュリズムに堕しているようにしか思えない結果を見るとこのまま小選挙区制でいいのかと思いますし、逆に小選挙区で落選した候補が比例区でゾンビのように復活をしているのを見ると、本当に民意が反映される制度なのかとも思います。

 いろいろと心配な点を書いてしまいましたが、もちろん希望もあります。一つは政権が交代したことで、自民政権では変わらなかった制度がいろいろと変わるであろうこと。選挙でインターネットが使えるようになったり、記者クラブが廃止されたりすれば、じわじわといろいろなところに変化が出るはずです。

 そして、女性議員やフレッシュな一年生議員が増えたことも歓迎です。未経験者、特に若い未経験者には不安もないわけではありませんが、それ以上に柔軟な発想や考え方ができることや、古いしがらみなどがない点に期待しています。いい意味での素人らしさを十分に発揮し、一般国民の視点に立った、誰にでも理解と共感ができる政治をしてもらいたいと思います。

 そして今回の政権交代で本当に日本の社会が変われば(きっと変わると信じていますが)、「自分の一票で社会が変わる」、「おかしいことはおかしい」、そういう当り前のことが当り前だと信じられるようになるはずです。政治と社会に対する希望を復活させる可能性があることに、今回の政権交代の最大の意味があるのではないかと思います。どのような政権にしても一夜にして持続可能な社会を作ることは出来ませんが、持続可能な社会が実現可能であると多くの人が信じられるようになれば、その実現にぐっと近づいたと言えるでしょう。

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posted by あだなお。 at 23:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・政策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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