2009年09月04日

「今年の社会企業家」は誰?

 昨日はISL(Institute of Strategic Leadership)がシュワブ財団と行なったSocial Entrepreneur of the Year in Japanの表彰式に出席して来ました。

 日本最初のSEOYでは5人の方がファイナリストに選ばれました。ちょっと長めですが、それぞれの方々の活動を、SEOY表彰式のプログラムから引用しましょう。
石川治江氏 (特定非営利活動法人ケア・センターやわらぎ代表理事)外資系組織の秘書、喫茶店、居酒屋女将などを経て、障がい者との出会いから介護・福祉分野に問題意識を持ち、1978年に生活支援ボランティア組織を発足。1987年 に24時間365日の在宅福祉サービスを提供するケア・センターやわらぎを設立し、1999年にNPO法人化。1998年には社会福祉法人にんじんの会を設立、「困っている人を助ける福祉」から「当たり前に暮らすための仕組みづくり」へ活動中。

駒崎弘樹氏 (特定非営利活動法人 フローレンス代表理事)1979年、東京生まれ。99年慶応義塾大学入学。在学中、(有)ニューロンに参画 し学生ITベンチャーに。卒業後「地域の力で病児保育問題を解決し、育児と仕事が両立できる社会をつくれないか」と考え、ITベンチャーを退社し、「フローレンス・プロジェクト」をスタート。04年内閣府の特定非営利活動法人認証を取得、代表理事に。現在、東京23区の働く家庭をサポートしている。

鈴木亨氏 (特定非営利活動法人北海道 グリーンファンド理事・事務局長) 1999年、NPO法人北海道グリーンファンド設立し理事・事務局長に就任。誰でも無理なく地球環境の保全に貢献できる「グリーン電気料金制度」を開始し日本初の市民出資型の風力発電事業を行う。市民風車のパイオニアとして、各地の取り組みを支援する。株式会社市民風力発電(2001年)、株式会社自然エネルギー市民ファンド(2003年)を設立し代表取締役を兼務する。

Charles McJilton氏 (セカンドハーベスト・ジャパン理事長)63年 米国モンタナ州生まれ、84年初来日。91年から山谷で暮らしながら路上生活者の支援活動に参加し、97年から15カ月間、隅田川沿いのブルーシートの家で生活。2000年から日本初のフードバンクの代表者となり、生活困窮者、幼児施設、福祉施設、移住労働者やDV被害者等に、食品を提供する活動を始める。02年に創立したセカンドハーベスト・ジャパン(NPO法人)は、07年、フードバンクの世界的ネットワーク「グローバルフードバンキングネットワーク」に加入。

枋迫篤昌氏 (マイクロファイナンス・インターナショナル・コーポレーション 代表取締役社長兼CEO) 27年間に亘る東京銀行での勤務を経て、2003年にワシントンに渡り世界中の出稼ぎ移民層を始めとする社会底辺層に「挑戦のチャンスを与える」金融サービス会社MFICを設立。経済活動の血液である「金融」を社会と経済の隅々まで届けるのが金融機関の社会的責任と考え、一貫して「世界中の一生懸命働く人々が報われる金融サービスインフラ作り」を目指してワシントンDC周辺を中心に活動を米国内外に広げている。


 それぞれの団体等のWebも以下に掲載しておきます。

■「NPO法人ケア・センターやわらぎ
 「代表理事挨拶(石川治江)
 
■「NPO法人フローレンス

■「NPO法人北海道グリーンファンド

■「セカンドハーベスト・ジャパン

■"Microfinance International Corporation"

 審査員の方々もおっしゃっていたように、いずれの活動も、いずれの方も素晴らしいのですが、最終的に今年の日本代表はMFIの枋迫篤昌さんに決まりました。そしてどうしても別の賞を出したいということで、石川治江氏さんには審査員特別賞が授与されました。いずれもなるほどという選考結果です。

 枋迫篤昌さんのことは、以前以下の記事を読んでからとても興味を持っていたのですが(「必要な人にお金を」参照)、今回ご本人から直接お話をうかがうことができて、本当に感激しました。
■「ノーベル平和賞で話題のマイクロファイナンス 東京銀行出身者が米国で活躍」(日経ビジネス NBニュース、2006年10月30日)

 活動の中味もすごいのですけれど、ご本人にまったく気負いがなく、本当ににこやかに、ごく普通のことをやっているようにしているのがまたとても印象的でした。

 不思議なことに、これはどの方もそうなのです。もちろん皆さんいずれもが、「これはおかしい」と社会の不条理に疑問や怒りを感じ、それが出発点になっているのですが、その中なる闘志とは裏腹に、皆さんいずれも飄々と、自分がやりたいことをやってます、そんな自然体なところがなんともまた魅力的でした。

 もちろん大変なこと、辛いこと、苦しいことはたくさんあったはずです。それでも、まるでそんなことを楽しんできたかのようです。

 そして審査委員やファイナリスト推薦者のお話もまた良かった。形だけの中味のない空疎な挨拶など一つもなく、それぞれの方が自分の言葉で、素直に感動を語っていらっしゃいました。これもみな、ファイナリストの皆さんが感化させたのではないかと思います。(もちろん、もともと素晴らしい方々ばかりなのですが...)

一人の人の行動が、困難な状況にいる方々の生活を変え、それを見ている方々の気持ちと行動を変える。あぁ、こうやって社会は変わっていくんだなと思える、とても良い会でした。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
読んでくだ印に、クリックをお願いいたします!
読んだらついでに、Click me!

posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/127311649
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
Google
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。