新閣僚で一番気になるのは環境相ですが、小沢鋭仁氏。2004年1月に衆議院常任委員会「環境委員長」に就任し、「環境配慮活動促進法」の制定などに関わったようですが、環境の世界での力も考えも、正直あまりよくわかりません。これからの言動に注目です。
そして、鳩山政権発足の初日から公約破りでは?という事件も発生しています。記者クラブを廃止し、政府会見を記者クラブ以外のメディアにも開放するという方針が、反古にされようとしているのです。
上のビデオにも登場している神保哲生さんによれば、
総理就任会見を取材するために上杉隆さんら記者クラブ非加盟社の記者たちと総理官邸で直談判。 鳩山総理から直接どうぞと言われて来たのに門番の権限で追い返すのかと凄んだら中までは入れたが、結局官邸報道室が認めた記者しか会見には出れないとのことで全員門前払い。出典:http://twitter.com/tjimbo(2009年9月16日18時頃)
記者クラブ開放は、報道のあり方を大きく変え、つまりは私たちに伝わる情報の内容や質にも大きな変化をもたらすであろうと同時に、透明性や説明責任を果たすという今までとはまったく異なる政権になることを示す重要なポイントです。既存のメディア等の圧力など、いろいろなことがあるのだとは思いますが、ここは考え直して、ぜひ初志貫徹して欲しいと思います。そうでなければ、最初から味噌を付けてしまいます。
《参考リンク》
■「新聞が書かない民主党の「公約破り」」(山口一臣の「ダメだめ編集長日記」2009年9月16日)
■「民主党と記者クラブが「密約」、首相会見出席は特例かつ限定的にと」(PJnews 2009年09月16日)
一方、良いニュースとしては、経済同友会の桜井代表幹事が15日、GHGの25%削減目標に対して、以下のような積極的な発言を行なったことです。
国民に説明する際には、現在のようなコスト論、負担論だけでなく受益論も提示していただきたい。「これだけの政策を採るとこれだけ負担増となる」という負担論だけではなく、新産業を興し、需要を増大させ、国の成長を促進してGDPを底上げしていくことで、国民にとって享受できる受益面についてもしっかりと提示すべきだ。出典:「記者会見発言要旨(未定稿)2009年9月15日」(経済同友会)
反対する経済人ばかりではないのです。25%削減することで新しい産業につなげていこうという積極的な態度に対して、きちんとした道筋を示して欲しいと思います。
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