伊勢湾台風並と言われながらも、そして列島を縦断したのに、日本国内での被害は予想よりは小規模に留まったのは何よりでしたが、電車が止まるなどして苦労をなさった方も多かったのではないかと思います。
都心部でもお昼過ぎ、路線によっては一日中混乱が続きました。既に雨は止んでいるのに、電車は動かない。いつも当り前に利用している電車が動かなくなった途端、人がホームから溢れ、タクシーは長蛇の列、駅前の喫茶店も満席。一体どこへ行けばいいのか、あるいは会社にどうやって辿りつけばいいのか。
高度に築き上げられた近代社会も、天災の前にはいかに無力であるかがさらけ出されたわけです。私たちは天候をコントロールすることもできないし、自然の力は人間の社会も生活も、いとも簡単に破壊できるのです。ともすれば忘れがちな自然の力の大きさを、再度私たちは見せつけられました。
特にそれを感じざるを得ないのは、フィリピンや台湾の被害です。多くの人命が失われ、本当になんと言っていいのか... マニラの友人から、自分の家は大丈夫だったが、友だちの家が被害を受けたというメールをもらったりすると、とても他人事というわけにはいきません。
今年が特に台風の当たり年なのかどうかはわかりませんが、自然災害による被害が最近増えているのは、統計上も明らかです。そして、因果関係を直接的に証明することは出来なくても、やはりこれは気候変動の影響であると考えるのが素直なのではないでしょうか。
首都圏を台風が直撃したのは久しぶりのことだったと思います。いろいろと不便があって大変だったなというだけでなく、これを自然の警告であると捉えることはできないでしょうか。ウォルマートのリー・スコットCEO(当時)の目を覚まさせたのは、2005年のハリケーン・カトリーナであったといいます(「誰がウォルマートを変えたのか?」参照)。
後になってから、「ああ、そう言えばあれが...」では遅過ぎます。毎日起きている現象が何を意味しているのか、その背景に何があるのか。私たちは今回の台風からどんなメッセージを受け取ったのでしょうか。
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