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■"Global Biodiversity Outlook 3"(CBD)
報告書「地球規模生物多様性概況第3版」によると、生息地の改変、乱開発、汚染、外来種の侵入、気候変動などで生物多様性が損なわれた。脊椎動物(魚 類・両生類・爬虫(はちゅう)類・鳥類・哺乳(ほにゅう)類)の個体数は70〜06年に平均で31%減少し、特に熱帯に生息する動物は59%減った。生息 地が耕作地や牧草地に転換するため破壊されたことが大きい。両生類は42%の種で個体数が減少し、最も絶滅の危機に直面しているほか、植物の約4分の1は 絶滅危惧(きぐ)種と考えられる。出典:「<国連報告書>脊椎動物、70年から3割減少 熱帯では6割」(毎日新聞、2010年5月10日)
また、地球温暖化に伴う海の酸性化や海水温の上昇など複合的な原因で熱帯サンゴ礁の生態系破壊が進むと、何億人もの生活や食が脅かされると予測した。
報告書は、生物多様性は過去1万年にわたり人類の生活を支えてきたが、今後もその恩恵を受けられるかどうかは、今後10〜20年の取り組みにかかってい ると指摘。温暖化対策との連携や生物多様性保全を政策の中心に据えるよう各国に働きかけるなど、有効な対策を取らないと、二度と多様性を回復させることは できない、と警告した。
そして、2010年目標はというと... こちらは先に2010 BIP(Biodiveristy Indicator Partnership)がサイエンス誌に発表した論文の中でも既に「『2010年までに生物多様性の損失速度を著しく減少させる』という目標は達成されていない」とされています。
COP10では、この次の長期目標であるポスト2010年目標が決められることになっていますが、どのような目標が定められるにしろ、今の状況のままただ目標だけ定めても、画に描いた餅に過ぎず、その間に状況はどんどん悪化します。
これは動物や植物の問題ではなく、私たち人間の問題であるということに気付かなければなりません。もちろん、ビジネスもです。生物多様性なしに、人間の生活も、ビジネスもあり得ないのですから。
そして、今の状況をどう好転させるか、その「いかに」という部分を真剣に議論して、行動に移さなければ、次の目標年にはもっと悲惨なことになってしまうでしょう。
「何を」目標にするかだけでなく、「いかに」それを達成するか。それが一番重要な部分です。
私たちがそのことに気付くかどうか。それが今、試されています。
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