1. 人間活動にともなうわが国の生物多様性の損失は全ての生態系に及んでおり、全体 的にみれば損失は今も続いている。出典:「生物多様性総合評価の結果等について」(環境省 生物多様性センター)
2. 特に、陸水生態系、沿岸・海洋生態系、島嶼(とうしょ)生態系における生物多様性の損失が大きく、現在も損失が続く傾向にある。
3. 損失の要因としては、「第1の危機(開発・改変、直接的利用、水質汚濁)」、とりわけ開発・改変の影響力が最も大きいが、現在、新たな 損失が生じる速度はやや緩和されている。「第2の危機(里地里山等の利用・管理の縮小)」は、現在なお増大している。また、近年、「第3の危機(外来種、 化学物質)」のうち外来種の影響は顕著である。「地球温暖化の危機(地球温暖化による生物への影響)」は、特に一部の脆弱な生態系で懸念される。これらに 対して様々な対策が進められ、一定の効果を上げてきたと考えられるが、間接的な要因として作用しているわが国の社会経済の大きな変化の前には、必ずしも十 分といえる効果を発揮できてはいない。
4. 現在、我々が享受している物質的に豊かで便利な国民生活は、過去50年の国内の生物多様性の損失と国外からの生態系サービスの供給の上 に成り立ってきた。2010年以降も、過去の開発・改変による影響が継続すること(第1の危機)、里地里山などの利用・管理の縮小が深刻さを増していくこ と(第2の危機)、一部の外来種の定着・拡大が進むこと(第3の危機)、気温の上昇等が一層進むこと(地球温暖化の危機)などが、さらなる損失を生じさせ ると予想され、間接的な要因も考慮した対応が求められる。そのためには地域レベルの合意形成が重要である。
5. 陸水生態系、島嶼生態系、沿岸生態系における生物多様性の損失の一部は、今後、不可逆な変化を起こすなど重大な損失に発展するおそれが ある。
「地球規模生物多様性概況第3版(GBO3)の概要(和文)」(PDF)も含め、「生物多様性総合評価の結果等について」のページからダウンロードできます。
《参考リンク》
■「生物多様性総合評価の結果等について(お知らせ)」(環境省)
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