2006年04月14日

大きいことはいいことか

 今週発売中のFortune誌には、2006年のFortune 500、すなわちアメリカのもっとも大きな会社500社のリストが載っています。利益や資産などの項目も調べられていますが、基本的には収入(revenue)の大きな順に並べたものです。以下そのTop10です。

Rank Company Revenues ($ millions) Profits ($ millions)
1 Exxon Mobil     339,938.00  36,130.00
2 Wal-Mart Stores    315,654.00  11,231.00
3 General Motors    192,604.00  -10,600.00
4 Chevron       189,481.00  14,099.00
5 Ford Motor      177,210.00 2,024.00
6 ConocoPhillips    166,683.00  13,529.00
7 General Electric   157,153.00  16,353.00
8 Citigroup      131,045.00  24,589.00
9 American International Group 108,905.00  10,477.00
10 Intl. Business Machines 91,134.00  7,934.00
出典:http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune500/

Fortune500.jpg


 多くが世界的に活躍している国際企業です。そして驚くべきことには、トップの石油会社のエクソンの売上は、3399億ドル、つまり40兆円!です。石油価格が上がったおかげで、一年間に25%以上の延びです。そして、この金額は日本の国家予算の約半分台湾やトルコのGDPと肩を並べるほどなのです。ホッブスは国家を巨大な怪獣、リヴァイアサンに喩えましたが、今やその名前は企業にこそ相応しいかもしれません。

 自分の会社がFortune(富、あるいは運)トップ500に入るか、順番は何位になるのか。アメリカの企業経営者は、その順位に一喜一憂だそうです。

 しかし、売上が大きいことは本当に意味のあることなのか、いいことなのでしょうか? むしろこうした大きさで序列づけすること自体が、経済の拡大路線を加速する、つまりは環境負荷をも高める、悪の根源なのではないか?
 
 そう考えたのは、当時三菱電機アメリカの社長を務めていた木内孝さんです。木内さんは企業人でありながら、環境NGOなどのステークホルダーに呼びかけ、未来に対する意志のある企業が参加する企業のネットワーク、Future 500を1995年に結成したのです。Fortuneの大きさではなく、Future(未来)への意志の強さを問うたのです。現在はアメリカでは400以上、日本で焼く300の団体が加盟しています。

future500.gif


 しかし、相変わらず、Fortune 500は世間の耳目を集めています。僕はむしろFortune 500を別の目的に使いたいと思います。すなわち、このリストに入っている企業は、大きいが故に、社会に対して影響力があり、より大きな責任を持っている企業なのだと。

 もう2ヶ月ほどすると、今年のFortune Global 500、すなわち世界の大企業のトップ500が発表になります。もちろん日本企業も多く名を連ねることでしょう。このリストもまた、社会に対する責任の大きさの指標として、注目したいと思います。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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posted by あだなお。 at 15:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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