■イノセント・ボイス 12歳の戦場(MovieWalker)※予告編アリ
■イノセント・ボイス−12歳の戦場− - goo 映画
おませなラティーノの男の子、チャバ。11歳の彼の日常は、私たちの子供時代とあまりに違います。なぜならその時、すなわち1980年、エルサルバドルでは内線が起き、チャバの住む街は、政府軍とゲリラの激戦の舞台だったのです。
夜ごと行われる戦闘... とても生きた心地はしないでしょうが、チャバたちにはもっと恐ろしいことがありました。12歳になると、政府軍が男の子を徴兵するのです。ある日突然学校に兵隊が現れたかと思うと、名前を呼ばれた子どもたちは、そのまま軍隊へと連れて行かれるのです。
それが嫌でゲリラに加わったとしても、闘わなければいけないのは同じです。12歳で徴兵された子どもたちも、数ヶ月後にはいっぱしの少年兵になり、ゲリラと銃撃戦を交えるのです。みんなで一緒に遊んだチャバの友だちも、その数ヶ月後には、政府軍とゲリラに分かれて、殺し合うのです。
ゲリラを怖れ、自分たちの国の村を焼き払う政府軍。一体、何のため、誰のための軍隊なのか、戦いなのか? そんな疑問がわいても、暴力が圧倒的に支配する中では、意味を持ちません。どんな非条理な命令にも、ただ従うしかありません。
エルサルバドルでは、こんな悲惨な状況が12年続きました。この映画は、事実に基づいて作られたそうです。1980年に11歳だったチャバは、僕と大して変わらない世代です。同じ時代に生まれ、育ちながら、彼らの体験したあまりに壮絶な世界に気が遠くなり、そして、そのことをほとんど何も知らない自分も嫌になります。しかし、そこは気を取り直して、平和な国にいるからこそ、恵まれた環境にいるからこそ、自分ができることをやろうと思うようにしましたが...
原作である手記を書いたオスカー・トレスは、こう言っています。「私たちと共に、世界へ”無垢な声”を届けてくださることを、心より感謝します。」
今この瞬間も、世界では30万人の子どもたちが兵士として闘っているといいます。それは遠い国のできごとかもしれませんが、同じ時代、同じ地球を共有している子どもたちです。あなたは、何をしますか?
《関連エントリー》
■少年兵とケータイ(サスラボ)
■少しだけ聞いて欲しいこと(サスラボ)
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まともな神経をずたずたにして殺人マシーンにするために
実の母親や家族を殺させるケースまであると聞きました。
そんな経験をしてしまった子どもは
のちにいくら手厚いケアを受けても立ち直ることは難しいといいます。
ひとつのささやかな意思表示として、
私は「コントロールアームズ、ミリオンフェイスキャンペーン」に顔署名しました。
http://www.controlarms.jp/index2.php
署名はあくまでシンボル的行為であって
本当に大切なのは「まず知る」こと、
そして周囲の人々や自分の子どもに伝えていくことなんだな、って思っています。
「イノセント・ボイス」はチャバという男の子が主人公なのですが、この子のお母さんの子どもたちを思う様子がまた痛々しくなるほどです。子どもたちを必死で守り、家庭を支える様子を見ていると、どんな気持ちだったのだろうかと胸が締めつけられました。母親の立場である方がご覧になると、きっともっと胸を打たれると思います。とても傍観はできません。
>さちぽんさん
そうですね、たとえ少年兵という状況から脱出できたとしても、心の痛みは決して癒されないでしょうね。いや、子どもでなくても、精神を病む帰還兵たちは多いと聞きます。
コントロールアームズのキャンペーンのご紹介、ありがとうございました。僕も署名をすることにします。