■FSC日本推進会議設立準備局
これと一文字違いのMSCは、ForestがMarine(海洋)になったもので、いわばFSCの海洋版です。「海の環境を保全しながら天然の海産物の持続的な利用を実現」している漁業者や、海産物がMSCの認証を取得することができます。つまり、この認証マークがついていれば、持続可能な形で捕獲した海産物ということで、安心して食べることができるわけです。
ただし、日本ではまだMSCはほとんど普及しておらず、ごく一部の専門店が細々と扱っているに過ぎませんでした。海外ではかなり普及している国もあるのに、海産物の消費量が圧倒的に多い日本でMSCが少ないのはちょっと残念というか、肩身が狭い気もしました。
《参考エントリー》
■持続可能な魚はおいしいか?
ところがです、11月29日から日本最大のスーパーチェーンであるイオンが、MSCのラベルがついた海産物の販売を開始したのです。これはビッグニュースです。
国内最大手イオンが販売開始!出典:スーパー最大手が、MSC認証商品を販売開始!(WWFジャパン)
このMSCによる水産物の認証が、近年の魚介類の乱獲や枯渇の問題を受け、少しずつ日本でも広がりを見せはじめました。2006年6月には東京のスーパーマーケットで、日本で初となるMSCラベル付き商品が販売開始。そして今回、国内最大手の小売イオン株式会社が、企業としてMSCの企業が認証を取得し、全国660店舗でラベル付きの製品販売に踏み切ったことで、大幅な流通の拡大が期待されることになりました。
また、この動きによって、総合スーパーに商品を流通させている卸業者にも、MSCの流通・加工認証(COC認証)を取得する動きが広がっています。
一気に660店舗での販売ですから、この影響は大きいでしょうね。プライベートブランドの「トップバリュ グリーンアイ」シリーズなどとして、「ジャスコ」や「マックスバリュ」などで販売するそうですので、MSCのマークを目にする機会も増えるかもしれませんね。というか、実際にMSCのマークが付いた製品を見るのは、ほとんどの方にとってこれが初めてなのではないでしょうか。
折しも、新聞や週刊誌で水産資源の枯渇や、世界的な需要の伸びによる価格の高騰が報道されています。自然環境や海洋生態系に対する配慮ということもあるでしょうが、それ以上に海産物の持続可能な調達に、日本企業も関心を持たざるを得なくなったのかもしれませんね。
いずれにしろ、大手チェーンがMSCの枠組みに参加したことは、MSCの仕組みを広めるために、また持続可能な水産資源の調達という考え方が一般の方の間にも知られるようになるのではないかと期待します。大いに歓迎したい動きですね。
さて、MSCの認証製品がどこで買えるか、具体的なことが知りたい方は、以下のサイトに主要なお店が掲載されています。どうぞご参考になってください。
■MSCについて(WWFジャパン)
今日もお越しいただき、ありがとうございます。
今週は、実際に何かしてみませんか?






