この宣言は、平和と安全、開発と貧困、環境、人権とグッドガバナンス、アフリカの特別なニーズなどを課題として掲げたもので、21世紀、国連はこうした課題に取り組むべしと方向性を示したものです。
この国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合して一つの枠組みとしてまとめられたのがミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)です。つまり、これが私たちが21世紀に世界中で協力して達成すべき目標なのです。
MDGsは非常に具体的であることが特徴で、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げています。その目標とは、以下の通りです。
1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
2. 普遍的初等教育の達成
3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
4. 幼児死亡率の削減
5. 妊産婦の健康の改善
6. HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
7. 環境の持続可能性の確保
8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
さらに定量的な目標として18のターゲットと、その進捗を管理するための指標も設定されています。詳しくは、以下のWebサイトなどをご覧ください。
■ミレニアム開発目標指標(UNDP東京事務所)
■ミレニアム開発目標(UNDP東京事務所)
これを見ても、貧困、飢餓、教育、医療・衛生、女性の地位の向上などが、世界的にも大きな課題であることがわかります。そしてこうした課題の解決には、国や国際機関が努力しているのはもちろんですが、最近では多くの企業もまた協力しています。
なぜなら、これらが地域や地球の課題であるならば、その解決に尽力することが企業が社会に対してできる大きな貢献であり、また、今や企業は一つの国や国際機関以上の力を持っていることもあるからです。
残念ながら日本企業ではMDGsに則した活動や目標を掲げるところはまだ少ないのですが、今後、特に途上国でのCSRを考える際には、MDGsを意識することは、きっといいヒントになるはずです。日本国内だけを見ていると、なかなか気が付かない視点ですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
サステナ・ラボもいろいろな視点をご紹介できるように頑張りますね。
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