東南アジアのボルネオ島とスマトラ島に生息する大型のネコ科動物「ウンピョウ」が、中国南部やインドシナ半島のウンピョウとは別の新種だったことが遺伝子分析などでわかった。世界自然保護基金(WWF)が発表した。
出典:「ボルネオのウンピョウ、大陸とは別の新種だった」(読売新聞 2007年3月17日、下の写真も)

ウンピョウは漢字で書くと、雲豹。写真のように雲のような斑紋が美しいヒョウです。僕はマレー半島の森で一度だけ見たことがあります。懐中電灯の明かりの中に一瞬浮かび上がった姿は、息を飲むほどゴージャスで、しなやかでした。ほれぼれしました。
ボルネオやスマトラに生息するものは、これとは別種なのですね。私たちが知らない生物種は、まだまだたくさんいるのです。
そもそも、私たちはどのぐらいの生物種を知っていると思いますか? 研究者の間でも意見は分かれるのですが、一般にはおおよそ1000〜3000万種と言われています。そのうち、名前がついているもの、すなわち私たち人間がその存在を明確に認識しているものは150〜200万種程度です。つまり、私たちは全体のようやく1/10を知っているかどうかという程度なのです。
全体の一割しか知らないということは、つまりほとんど知らないと言うべきなのかもしれません。そう考えたとき、セバン・スズキが1992年の地球環境サミットで行なったスピーチの一節が思い出されます。当時13歳のセヴァン・スズキは大人たちにこう訴えかけました。「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」
《参考リンク》
■「リオでの伝説のスピーチ」(ウィンドファーム)
彼女が指摘したように、私たちは絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、知りません。それどころか、この地球上に、どんな種類の生きものが、どれだけすんでいるのか。そんなことも知らずに、その住み処を次々に破壊しているのです。
ボルネオの森林は、大規模なプランテーション開発などで、いま急速に失われている森林の一つです。世界中では、1秒間に、「 テニスコート20面分、5,100m2の天然林が消失し」、「 0.002種、7分に1種の生物が絶滅しています。」
出典:「1秒の変化 60項目」(「1秒の世界」Webサイト)
何も知らない私たちは、暗闇の中で刃物を振り回しているのかもしれません。
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