今だその疑問はきちんと解けてはいないのですが、それでも実生活上はそれほど困っていないので、まぁ、人より色彩についてのセンスが悪いことはあったとしても(^^;)、識別は同じ程度には出来ているということなんでしょう。
しかし、世の中には遺伝子のタイプや眼の疾患によって、色を見分けることが難しい方々、いわゆる色弱の方がかなりの割合でいらっしゃるようです。網膜には光を感じる錐体という視細胞がありますが、どの波長の光を感じるかによって3つのタイプに分かれるそうです。その3種類がすべて揃っている人が、日本人男性では約95%、女性では99%以上なのだそうです。
一方、男性の5%と女性の1%弱、あわせて日本人全体では約500万人の方は、3つの錐体が揃っていないために、色の見え方が異なるそうです。かなりの人数ですよね。また、この割合は民族によっても異なり、欧米の男性では8〜10%にもなるそうです。
《関連リンク》
■色覚の仕組みと色弱者の呼称(CUDO)
カラーのビジュアルを多様したメディアが増える昨今、色覚に問題がない方にとってはカラフルで情報量の多い画面であっても、そうでない方にはかえって区別しにくい、わかりにくいなんてこともあるわけです。
そういうことがないように、様々な色覚をもつ人に配慮し、誰でも見やすい画面にしようというのがカラーユニバーサルデザインという考え方です。最近はそうした考え方を採用してWebサイトを作っている企業もチラホラ見かけるようになりました。
では、具体的には色弱の方にはどんな風に見えるのでしょうか? それを疑似体験して理解を深めたいという方は、こちらのページをどうぞ。色弱のシミュレーションを動画で体験できます。
■「ナナオのカラーユニバーサルデザイン対応ワイドモニターが欲しい!」
同ページでは、ウェブページの色覚変換シミュレーターも紹介されているのですが、これでサステナ・ラボを見てみると...
なるほど、ちょっと妙ですね。ただ、今月の色の組み合わせは、文字が読みにくいというほどではなさそうで、少し安心しました。
このページは、実はディプレイメーカーの広告キャンペーンのものなのですが、なんでもこのメーカーは、「世界初のカラーユニバーサルデザインに対応したワイド液晶モニターを発表」したのだそうです。「代表的な色弱者の見分けにくい色のモードを1クリックで切替えてシミュレーション表示できるモニター」ということですので、Webデザイナーの方がこういうモニターを使うようになれば、ユニバーサルデザインも一気に進みそうです。
以前「教育とは?」というエントリーで、色弱のことを題材にした切ないマンガを紹介しましたが、このモニターに使われているような技術が一般的になれば、こんな悲劇はなくなるのではないでしょうか。技術はぜひ、こういうことに生かして欲しいと思います。こういうのも、CSRかもしれませんね。
色覚シミュレーション C型(一般型)
色覚シミュレーション P型
色覚シミュレーション D型
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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幼いときの私の絵を誉めてくれ大好きだった人は、私とは違う色の世界に生きていました。
幼心に、その人が喜んでくれる絵を描きたいと色鉛筆やクレヨンの色を選び直した記憶があります。
血液型と同様に、どの色覚が正常でどれが異常というものではないと普通に考えてもらえる世の中になって・・・
このようなモニターが一般化さるようになれば本当に素敵だと思います!
久しぶりのコメント、ありがとうございます!
なるほど、そういうご経験があったのですか。以前とても考えさせられるマンガを教えていただきましたが、そういう背景があったのですね。
本当は私たちがいつもいろいろな立場の方の視点を想像できればいいのですが、なかなか難しいですからね。それをきちんとサポートしてくれる技術というのは嬉しいですよね。
もちろん機械にだけ頼るのではなく、私たち自身、多様な個性の皆さんと、個性を尊重してつきあうことが第一ですよね。