2007年04月08日

環境報告書が変わる?

 今やサステナビリティ(持続可能性)報告書と呼んだ方がいいかもしれない環境報告書。そのガイドラインとして世界的に有名なGRIのガイドラインは、昨年秋に改訂され第三版(通称G3)になりましたね。英語版はGRI本部のWebサイトからダウンロードできますし、日本語版(和訳暫定版)はGRI日本フォーラムの事務局から手数料だけで入手できます。
G3Online(GRI)
GRIサステナビリティガイドライン 2006年度日本語版のご案内(GRI日本フォーラム)

 しかし、日本国内でもっとも参考にされているのは、やはり環境省の環境報告書ガイドラインです。これがこの度改訂になるのですが、その案が現在公開され、パブコメ募集中です。
「環境報告ガイドライン2007年度版(案)」(中間報告)に関する意見募集について(環境省)
 
 今回の改訂では、これまでは別冊になっていた各種指標、環境会計などがすべて一冊にまとめられました。さらに、金融のグリーン化生物多様性の項目が新しく加わり、メーカーだけでなく、さまざまな業態に対応できるようになったと同時に、より幅広い項目についての対応と報告を求めるようになったと言えます。
【主な改訂のポイント】
(1) 主要な指標等の一覧の導入
(2) 環境報告書の信頼性向上に向けた方策の推奨
(3) ステークホルダーの視点をより重視した環境報告書の推奨
(4) 金融のグリーン化の項目の導入
(5) 生物多様性の項目の導入
出典:上記環境省のリリース

 社会面も項目や指標も充実して「持続可能性報告書ガイドライン」にできれば良かったのにと個人的には思うのですが、やはり現在の縦割り行政ではそれは難しいようです(^^;) 持続可能性省ができないとダメなんですかね。それでも、社会項目についても、どのような項目の報告が望まれるかについて、さらりとは書かれています。また、名称も「環境報告書ガイドライン」から「環境報告ガイドライン」に変更になりました。これは、環境報告書のためのガイドラインではなく、持続可能性報告書の環境面の報告や、報告書以外の別の形態の報告にも使って欲しいということのようです。

 企業で持続可能性報告書の作成に関わっている方はもちろんですが、これからの報告書のトレンドをいち早く知るためにも、ご一読なさってみてはいかがでしょうか? なお、意見の提出は4月25日(水)までです。

今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。
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posted by あだなお。 at 23:59| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 環境報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 「環境ガイドライン・・」100Pと38P読みました。読むだけで大変で、よく分かりませんでした。(笑)
 そこで島田敏さんのコメントにあった「環境立国戦略・・」を読みました。こちらは22Pでよく分かりました。でも、読んでいく内にだんだん腹が立ってきました。ここに書かれていることって、タカアンドトシじゃないけれど「始末書か!」と思いました。今から40年前の「所得倍増計画」から始まった無駄な公共事業と自然破壊、明確なビジョンも戦略的政策もないままに突き進んだ結果の始末書だと思いました。
 海外の友人と話しすると、いまだに『犬と鬼』が話題にされるときがあります。そんな、私が生まれる前の国の政策のことを私に批判されてもとは思うのですが、残念ながら事実なので反論できません。悔しい想いをしています。
 いま「企業の社会的責任」が問われていますが、「国の社会的責任」って問われていないのですか?
 23PにA国民による取組の展開〈主な意見、提案等の概要〉のなかで、「・一人一人が遠い未来の話ではなく、「すぐそこにある危機」として環境の問題を認識し、共感できるような形で、・・・」「・我が国では、環境に対する危機意識が欠けている。将来にわたる環境危機を知り、その防止のために何をすべきかが分かり、自ら行動するということが重要」とあります。
 それでは何故『不都合な真実』に「政治的な消毒(political sanitization)」をされるのですか?失敗はすべて「国民の自己責任」に帰されてしまうのですか?
 『「環境立国」の基本理念』が法案化され宣言された時に、
なんら不都合のない憲法9条の改正は止められのですか?
六ヶ所再処理工場の運転を止めることができるのですか?
浜岡原発をすべて止めることができるのですか?
 セヴァン・カリス=スズキさんの言葉を借ります。
「もしそのことばがほんとうなら、
 どうか、ほんとうだということを
 行動でしめしてください。」
それでは、また(^.^)/~~~。
 
Posted by 空っぽの皿 at 2007年04月10日 00:37
空っぽの皿さん

うーん、そうですね、たしかに「環境報告ガイドライン」は、かなり専門家(実務家)向けの内容ですね。環境報告書の制作に携わったことがない方にはチンプンカンプンの部分も多いと思います(^^;)

ただそれは、元々の目的というか、対象からしてある程度しかたがないかもしれません。書く人が迷わないように厳密にすればするほど、表現も堅苦しくなってしまいますしね。

むしろ、このガイドラインに沿って作られるであろう来年度の各社の報告書。それが良くなったかどうかで判断されるといいのではないでしょうか。少し先ですけどね... 内応はきっと充実するはずです。

さて、環境立国戦略ですが、そうですか、そちらもひどいですか?(^^;) 僕はまだ読んでいないのですが、それでは早めにしっかり読み込んで意見を提出した方が良さそうですね。

セヴァン・スズキさんの言葉は、読むたびにグサリときますね。この言葉の重みを、為政者にはしっかりと受け止めてもらいたいものです。
Posted by あだなお。 at 2007年04月11日 03:07
セヴァン・スズキさんの言葉初めて読みました。この少し前、1990年前後、僕は、環境科学研究科という修士課程の学生でした。”楽しかったなー”。
 本当に、今必要なことばですね。
 もし、可能なら、是非、このスピーチを首相官邸のHPの意見募集と環境立国戦略の意見募集に入れてください。きっと、知っているなと思う人たち程、知らないと思います。灯台もと暗しで、以外と知らないものです。また、一度は聞いたことがあっても、案外忘れているものです。
 送れと言われれば僕が送ってもいいのですが、一人より二人、二人より三人の力のほうがもっと力強いと思っています。私は、これまで、色々なところに文章を書いて送ってきました。恥ずかしいと思っても、非難されることがあっても、何回も自問自答しながら書いてきました。自分の為です。自分が頑張らなければ、誰も、家族や自分を守ってはくれません。馬鹿みたいな話ですが、自分にはこれしかないのかなと思うくらい必死です。
 空っぽの皿さん、とても、大切な話を教えていただきありがとうございました。勝手な話ですが、是非、今、皆に伝えてみてください。
Posted by 空っぽの皿さんへ at 2007年04月11日 18:06
空っぽの皿さんへさんへ(ややこしい...)

セヴァン・スズキさんのスピーチは、本当に素晴らしいですよね。

まだ全文を読んだことがないという方のために、再度ここでURLをご紹介しましょう。

http://www.windfarm.co.jp/severn/severn_rio.html

「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」

 この言葉を忘れてはいけないと思います。
Posted by あだなお。 at 2007年04月12日 00:34
反則技?を使ってしまったようですね。(笑)

「ならばなぜ、あなたたちは、
 私たちにするなということを
 しているんですか。」
なんど読み返しても、いつも胸が苦しくなって涙が止まらなくなります..........
Posted by 空っぽの皿 at 2007年04月12日 01:34
 空っぽの皿さんへ(笑)、メタン君、島田敏さん

 初めまして
 同じサステナ・ラボの仲間として、少し気がかりなことがあります。
なんでもかんでも温暖化に視線を向けていると、
何か大切なことを見落とされていませんか?
ご自身やご家族を守るために、
衆院HP意見窓口『憲法のひろば』kenpou@shugiinjk.go.jpへ
意見を送られたことがありますか?
もし、意見をされていなかったのならば、それはあなた自身が灯台もと暮らし
なのではないでしょうか。セヴァン・スズキさんのスピーチを今知られたのも、
そんな所に原因があるのではないでしょうか。
生意気言ってごめんなさい。セバンさんのスピーチに感動された様子、
少しでもお役に立てて、とても嬉しく思います。
コメントありがとうございました。
これからも一緒に、サステナ・ラボを盛り立てて行きましょう。
それでは、また(^.^)/~~~。            本家(^_^;)空っぽの皿

 
Posted by 空っぽの皿 at 2007年04月13日 20:59
すみません島田敏です。あわてて入力し、”空っぽの皿さんへ”になってしまいまいた。早く訂正しておけば良かったです。私は、稼業が水道工事をおこなう水道屋で、5年程前から将来を考えて自分の稼業の方向転換をしようと一念発起し社会人の博士課程の学生をやっています。ただ、現在は、ほとんど、メタン発酵装置開発だけを行なっています(まだ、食べられてはいないのですが)。私が、脱温暖化の話を始めたきっかけは、自分の研究論文(メタン発酵によるバイオマスのエネルギー化システムの実用化というテーマ)の背景で、あらためて「なんで今バイオマスなのか?」を考え直したのがきっかけでした。それともう一つ、もう一年以上前になりますが、ある研究会で、須藤先生という先生から2050年ごろには、温室効果ガスの削減量はマイナス50から70%くらいになる(その時の数字なのでうろ覚えなのだが)という話を聞いたのがきっかけです。かつて、修士時代(20年近く前)に、山村研究をし、林野を共有する集落に住み込んで調査研究をしましたが、ここ10年くらい入会い林野と大気圏の問題を繋げて考えられないものかとボヤっと考えてきました。ただ、昔から、温暖化に興味があったかといわれると、「あんまり真剣には考えたことがなかった」というのが本当のところで、本気になって考え出したのはごく最近のことです。ご指摘の通り、案外知っていそうで、実はあまり環境問題に真剣には取り組んでこなかったという点で、灯台下暗しというのは本当、自分のことだと反省しております。ただ、今現在は、家族の協力もあって、脱温暖化については、これから90歳くらいまで(生きていたら)は、取り組む仕事だなと思って取り組んでいます。知っていると思う人が意外と知らないと言う話は、自分の身の回りや、仕事先(水道工事も含めて)で出会った研究者の人たちや、地域の石油卸会社の企画担当者(昔やはり水道工事の現場で一緒だった)などに、環境省で検討しているシナリオ知っている?2050年に70%削減!と聞いたところ、一人しかしっている人がいなかった。と同時にマイナス6%達成できていないんだよねという回答どまりで、意外と、研究者や、石油関系の人たちも案外知らないもんなんだと、かえって驚いた経験によるものです。何でも、温暖化に視点を向ける・・・というのは、反省すべきですね。ブログも、地元の商工会青年部で作ったのをきっかけに昨年夏から取り組み始めたので素人です。書き方等の失礼はお許し下さい。書きながら、話しながら、やりながら行動している部分が多分にありますが、持続可能な社会というテーマは、私にとっても学生時代からのライフワークの一つです。また色々と教えて下さい。これからもよろしくお願いします。
Posted by 島田敏 at 2007年04月16日 01:16
 島田 敏さん
 島田さんが私に気付いてくれるように、わざと名前を変えられたんですよね。
温かなご配慮ありがとうございました(^_^;)。
 ブログ全部ではないですが読ませて頂きました。だから、メタン君もご本人のお名前も知ることができました。
 私は3月に、長澤まさみさんの「・・・大好き!」を実感したくて、パソコンを始めました。ほんと、バカです。なんの縁があったのか、サステナ・ラボが私のネット・デビューでした。最初のコメントは3時間もかかってしまいました。お名前に本名を書いたり、書き込むって、コメントを続けることかと思って、何回も同じコメントを送ってしまいました。
あだなおさんが削除してくれたので、みんなにはバレなかっただけです。
お陰さまで、一本指が四本指ぐらいに使えるようになりました。でもいまだに、URL、トラックバックがなんのことなのやら、解りません。
 ね、こんな話ききたくないでしょ?
 それとおんなじ話で、島田さんのブログやコメントって、温暖化の話ばっかなの。読んでいても面白くないの。せっかく、このサステナ・ラボの住人なんだから、あだなおさんのバランスの良さを見習おうよ。たぶん私より、ずっと年上の先輩に向かって言うのも、ほんと失礼な話なのだけれど、パソコンの本を読んでいたら、ネットって、性別も年齢も関係ないって書いてあったから。灯台下暗しを、灯台もと暮らしなんて間違えているような私のような輩の話なんか忘れてください。
これからも宜しくお願いします。
ここ2〜3日寝ていないので朦朧としています。
なんか何を書いているのか分かりません。
それでは、また(^.^)/~~~。
Posted by 空っぽの皿 at 2007年04月16日 07:25
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