ずいぶんと前から、「環境保全派」の人々からはそんな声が聞かれてきましたが、それでもなかなか有料化はされませんでした。。その理由について、こんな分析もあります。
レジ袋の有料化が見送られた理由は大きく2つあった。まず、スーパーの団体である日本チェーンストアは有料化に賛成だったが、コンビニの業界団体である日本フランチャイズチェーン協会や日本百貨店協会が反対した。次に、法律で無料配布を禁止すると、憲法に規定された営業の自由に抵触する、レジ袋に対して全国一律の価格を決めると独占禁止法に違反するからと言う。出典:「容器リサイクル法が改正、レジ袋の有料化はどうなった?」(nikkei bp net、2007年3月29日)
「営業の自由」とか、「独占禁止法に違反」なんていうのは本当かなぁと首をかしげざるを得ません。別に価格は一律である必要はないのです。各店が、自分で決めた値段で有料化したっていいのです。それができないのは、自分のところだけ有料化にすると、客離れが起きることが怖かったのでしょう。こういうときこそ、「みんなで渡れば怖くない」と協力すれば良さそうなものですが....
そんな企業を後押ししようと、杉並区はいち早く5円のレジ袋税条例(正式には「すぎなみ環境目的税条例」)を制定しました。2002年のことですが、未だ施行されていません。お客さんが隣の世田谷区のお店に流出したらどうするのだという事業者の声があるからです。
ですから、スーパー大手のイオンが今年1月11日から京都市内のジャスコ東山二条店で1枚5円の有料化を始めたのは、まさに画期的な出来事でした。と同時に、これはレジ袋有料化の成否を占う、重大な実験でもあったのです。これで成功すれば全国への広がりも早くなりますが、失敗したら... レジ袋有料化という選択肢は消えてしまうかもしれません。
ところが、実際に蓋を開けてみたら、驚くべき成果が上がりました。有料化前は20%台だったマイバッグの持参率が、有料化実施後2ヶ月目には80%に達したというのです。当初の目標50%以上を大きく上回る大成功。マイバッグを持参することが当たり前になったのです。
出典:「法改正で「レジ袋」有料化の動き 拡大には自治体の協力不可欠」(産経新聞、2007年3月29日)
東山二条店を最初の実施店に選んだのは、「周辺住民の環境に対する意識が高く、有料化前から買い物袋を持参する人が多かったことが背景」(出典:同上)にあったそうです。しかし、この実験を成功させた最大の要因は、お店の本気度であったろうと思います。
昨年、つまりまだこの「実験」が実施される前に、イオンのご担当の方からお話をうかがう機会がありました。既に東山二条店で有料化を実施することは決まっていたのですが、そのかなり前から、地元の市民団体や京都市などと、何度も話し合いを重ねていたそうです。
そして、有料袋は今までの無料袋より丈夫で繰り返し使えるものにし、収益は環境保全などの活動に使うことに決め、また、マイバックを持参するお客さんにはポイント還元するなど、万全の準備で臨んだのです。
最初にこの話を聞いた時には、そこまで徹底するとはと正直驚きました。しかし、ここで失敗したら、イオンでうまくいかなければ、日本中でこの動きが止まってしまうかもしれません。そう思ったイオンの担当者の皆さんは、絶対に成功させるのだと、背水の陣で有料化に臨んだのです。
その覚悟と準備があってこその持参率80%です。これまで全国でもっとも持参率の高かった杉並区でさえ30%強だったのです。この数字がいかに驚異的であるかは、容易にわかるでしょう。
ですからこの数字は、市民に向けて粘り強く事前の説明を繰り返したイオンの努力の賜物であり、またきちんと説明すれば、日本の消費者もしっかり支持してくれるのだという証しでもあるのです。
この成果に自信を持ったイオンは、4月に入って環境省の自主協定を結びました。マイバック率を2010年までに全店舗で5割以上に引き上げてレジ袋配布を半減し、レジ袋を有料化する店舗も全国で展開するというものです。このことからも、イオンの取り組みは一部の店舗でのポーズではなく、本気であることがわかるでしょう。
出典:「イオン、レジ袋半減の協定」(J-CASTニュース、2007年4月17日)
幸いなことに、最近はこの動きに追随する企業も増えてきました。例えば、イトーヨーカ堂は6月1日から、全国176店で初めての実験を横浜市のイトーヨーカドー若葉台店で開始しました。
出典:「ヨーカ堂もレジ袋有料化実験開始/横浜」(カナロコ、2007年6月2日)
「自分で使った資源には対価を払う。それが嫌なら、余計な資源は使わない」、そんな当たり前のことがふつうのことになるように、私たちも先進的な企業をサポートしていこうではないですか。イオンは、6月11日からはジャスコ金沢シーサイド店の1階フロアでも、レジ袋の有料化を始めました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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あと、私の使ってるクリーニング屋さんは、500円払って会員になると、料金の割引の他に、巨大なクリーニング持ち込みバッグをプレゼントしてくれます。これが、便利で、背広なら5着か6着くらいは入るので助かってます。消費者も以前よりエコ意識が育ってると思うので、企業も思い切って『レジ袋有料化』に取り組んでみたらどうでしょうか、と思います。
好きで持参しているのだからポイントなんていらないけれども、20個たまってお買い物券になるとやっぱりうれしいですね^^
使い続けて10年近いマイバッグ(たしかダイエーで購入)、汚くなってるけれど、愛着があって今日もまた使ってしまいます。
マイバッグ持って行くんですけど、この前、行ったスーパー、商品をスキャンして直接ビニール袋にいれていく接客システムで、「袋は結構です!」というタイミングすらなかった。うかつ。。。
まだまだお店も色々です。。。
マイバック持参、いいですよね。(実は僕は最近ちょっと忘れてしまうことが続いているので、気合いを入れ直さなければ(^^;))
材質にもよりますが、CO2の排出量は、ほぼ重量に比例します。ですから、食品トレーはもっと重要ですよね。あとはクリーニングのハンガーとか。
トレーも、ハンガーも、きちんと回収してくれるお店を選びたいですね。(トレーはそもそも要らない気がしますが)
>benny100さん
そうですね、マイバッグもだんだん汚れてきますよね。
僕はコットンのものをよく使うのですが、すぐに汚れてしまいます。でも、プラスチックよりこっちの方がしっくりくるんですよねぇ。
>小塚ツルギさん
そういうお店ありますよね。コンビニも、有無を言わさずという場合があります(^^;) そういうお店では、店長さんに手紙を書いたらどうでしょうか?