2007年07月08日

夏のめぐみ

 今年は空梅雨なのか、東京はもう夏のようです。しかし、暑くなると食欲が落ちてという方もいらっしゃると思います。僕もついさっぱりとしたものか、逆に辛い料理に走ったりして、やや食事のバラエティが少なくなっているような気もします。

 それでも、夏になると楽しみなのは、野菜がおいししくなることです。それに我が家ではなるべく野菜は旬のものだけにしているので、夏でないと食べられない野菜もありますし。

 で、昨日は、出回り始めたトウモロコシといただきものの丹波の初黒(黒豆の枝豆)をゆでました。

 トウモロコシはたっぷりの皮に包まれているので、まずそれを剥ぐところから。何重にも包んでいる皮を剥きながら、これを何かに使えないかなと思ったり、最近の子どもたちは、トウモロコシがこんな風に包まれているのを知っているのかなと思ったり... 皮を剥き終えると、びっしりと詰まった実が輝いていました。

 一粒、二粒を生のまま齧ってみると、柔らかく、甘く、そのままでも十分食べられそうです。蒸し器で数分さっと蒸したら、そのままがぶり。甘味と風味だけでじゅぶんにおいしいので、何も調味料もつけずに平らげてしまいした。なんだか、夏の陽射しを食べた気分です。

 そして初黒。枝からサヤを一つひとつ切り離しながら思ったのは、ああ、こうやって植物を食べるんだなということです。もちろん枝豆が植物であることは言うまでないのですが、こうやって枝に実ったサヤを見ていると、眼の前にあるのはまさに「植物」だと再認識せざるを得ないのです。

 小さな芽が畑で陽の光を浴びて育ち、花をつけ、やがて実がなり、それが膨らんだ。そうやって育った「植物」を今こうして自分が、その身体に取り入れようとしているのだなという感慨めいた気持ちが湧いてきます。畑で育った命を、自分が受け継ぐのだということが、実感としてわかるのです。

 土地の養分、陽の光、それを吸い上げて身体にする植物の生命力。大袈裟ですが、そうした命とエネルギーの流れを感ぜずにはいられいませんし、もちろん食べ物に対する感謝の念もごく自然に出てきます。

 塩で揉んで、たっぷりのお湯で茹で上げる。鍋からは、夏の畑のような草の香りがもわっと漂います。これもまた、畑との繋がりを思い起こさせてくれます。

 普通の枝豆よりちょっぴり黒みがかった初黒は、野趣あふれた香りにしっかりした歯ごたえ。文句なしのおいしさです。そして太陽と畑のめぐみをたっぷりと感じながら自分でこうやって用意した枝豆は、居酒屋で皿に盛られて出て来るだけのものとは、ありがたみも違ってきます。

 もちろん夏の野菜はこれだけではありません。トマト、茄子、キュウリ、苦瓜、オクラ、ししとう、葉生姜... あぁ、考えただけで楽しみです。

 これからのシーズン、太陽の光をいっぱいに浴びて育った夏野菜をたっぷり食べて、エネルギーを充填しましょう。

《関連エントリー》
■「自然の循環

今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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posted by あだなお。 at 06:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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