2008年02月26日

システム条件は使えるのか?

 昨日ご紹介したナチュラルステップが提唱する4つのシステム条件は、いかがでしたでしょうか? 「これで本当に持続可能かどうか判断できるのか?」 あるいは、「たしかにそうかもしれないが、これでは厳しすぎてとても実行できない。」 そんな声が聞こえてきそうですね。

 そこで今日は、この4つのシステム条件が、具体的にどのように役立つのかからご紹介しましょう。

 私たちが毎日大量に使っている化石燃料は、4つのシステム条件に照らし合わせて考えれば、持続不可能であることは明らかです。地殻から化石燃料を掘り起こし、それが二酸化炭素となり、その濃度はどんどんと増加しています。システム条件1と2に抵触します。

 そして掘り起こすことで採掘地の生態系を大きく乱す場合が多いことから、システム条件3にも反しています。また、採掘により地元社会の経済的不平等を増やしているとすれば、もしかしたらシステム条件4にも違反しているかもしれません。どう考えても持続不可能です。

 それでは、「二酸化炭素の排出量を大幅に削減できる」として、一部の方々が「温暖化対策」として推す原子力発電はどうでしょうか?

 原発の燃料となるウランはもちろん地殻から掘り起こすので、システム条件1はバツです。

 さらに燃え残りの放射性廃棄物が放射性を弱めるのにはきわめて長い時間かかるため(数億年〜数十億年)、これらの濃度はどんどん高くなります。システム条件2もダメですね。

 というわけで、原発が持続可能なエネルギー源には成り得ないことがすぐにわかるのです。

 それでは、これだけ厳しい条件だと、これを活動の指標とすることは非現実的なのでしょうか? いえ、そんなことはありません。ナチュラルステップ発祥の地のスウェーデンでは、なんと国の政策にも4つのシステム条件が採用されているのです。

 企業はどうでしょうか? スウェーデンの電気製品メーカーであるエレクトロラックス社や、同じくスウェーデンの家具会社のイケア社など、多くの国際企業が4つのシステム条件を、企業活動の指針に採用しています。

 日本では、積水ハウス、モスフード(モスバーガー)、松下電器などが採用したり、参考にしているのです。もちろん、これらの企業がもうすでに4つのシステム条件をクリアしているというわけではありません。しかし、将来的に事業が4つのシステム条件を満たすことを目指して、つまり持続可能な事業になるように、4つのシステム条件を活用しているのです。

 以上の企業はいずれも環境先進企業ですが、だからこそ4つのシステム条件を採用したのか、それとも4つのシステム条件を採用することで環境先進企業になったのか?(笑) いずれにしろ、これらの企業には早く持続可能な事業へと切り替わって欲しいですね。そして、これ以外のより多くの企業にも、4つのシステム条件で事業を評価・見直してもらいたいですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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posted by あだなお。 at 23:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 持続可能性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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