1. 他人への思いやりがない
2. 人間関係を維持できない
3. 他人への配慮に無関心
4. 利益のために嘘を続ける
5. 罪の意識がない
6. 社会規範や法に従えない
もし複数の質問への回答がYesであったら、一度精神科に相談した方がいいかもしれません。ところが企業の多くは、すべての回答がYesなのです。彼らを精神分析するとすれば、その診断結果は、紛れもないサイコパス(人格障害)です。そして、その人格障害の法人が、世界中に強大な影響力を及ぼしているとしたら...
そんな企業の暗部を鋭くえぐったドキュメンタリー映画が、「ザ・コーポンレーション」です。12月からUP LINK X/FACTORYでお正月ロードショーとして公開されますが、僕は昨日試写会に行ってきました。
スポンサー企業に都合の悪いドキュメンタリー番組をもみ消したフォックス・テレビ、ナチスのために働いたIBM、水道水を人質にボリビアの貧しい人々の収入をむしり取ろうとした国際水道会社。うんざりするエピソードばかりです。これがけっして全てだとは思いたくありませんが、やはり企業は信じられないのかという思いも頭から振り払うことができなくなってしまいます。正直言って、自分はこのまま企業のために仕事をしていていいんだろうかとも思いました。
しかし、まったく救いがないわけではありません。例えば、インターフェース社のレイ・アンダーソン。彼のような想像力、倫理観、実行力をもつCEOが増えれば、風向きは少しずつ変わるかもしれません。残念ながらそうした経営者はまだ本当に少数ですけれど、彼の正直な告白を聞き入る経営者たちの表情に、もしやとの期待を持ってしまいます。CEOだって人間なんです。本当に問題なのは、CEO個人ではなくて、企業という怪物です。
もう一つ別の可能性は、マイケル・ムーアーの言葉の中に見つけることができました。「皮肉なことだが、俺の撮った映画は大企業が配給してくれている。反発ばかりする俺を、なぜ連中は追い出さないのだろうか。(中略)俺はそんな資本主義の欠陥を利用してい撮っているんだ。”欲”という欠陥を。連中は金儲けのためなら、自分の首をくくる綱も売る。俺はその綱の一部でありたい。」
高邁な倫理観も、厚顔な企業の前ではなんの役にも立たないのだとすれば、まさにムアーが指摘するこの欠陥、金のためなら自分の墓穴だって掘る習性を使うことしか、解決への道はないのかもしれません。
私たちがどのような社会で生きているのかを理解しておくために、あなたが自分の勤める企業によって踏みつぶされないために、そして私たちの次の世代により真っ当な社会を手渡すために、すべての人におすすめします。「資本主義社会サバイバル・シネマ」の公開は、12月10日からです。
皆さんの感想をお待ちしています。
追記(11/9):
公式ページのリンク集は、映画のエピソードをさらに詳しく知りたい場合に大変参考になります。要チェックです。
http://www.uplink.co.jp/corporation/link.php







あいかわらず文章上手いですね〜。
おもしろそうですね。
この映画のプロモーションの仕方も
おもしろいですね。
ブログを使ってするんですね。
ほっほぉー。
お褒めの言葉をいただき、恐縮です。
ザ・コーポレーションは楽しくはないのですが、オススメですよ。職場の皆さんにも、是非おすすめください。
めぐみさん
そうなんですよ、ブログで宣伝するという試みなんですね。おもしろいですね。
でも、僕はそのことは後から知りました(笑) でもせっかくなので、TBだけはしときました。
>ブロガーの皆さま
ご自分のブログで感想を書くと宣言すると、試写会に招待してくれます。急ぎましょう!