これに先立ち、WWFは地球環境の劣化を示す「生きている地球指数(Living Planet index)」を掲載した新しい報告書『2010年目標とその先にあるもの:生物多様性保全という課題に向けて(2010 and Beyond: Rising to the Biodiversity Challenge)』を発表しました。
日本でCOP10が開催される予定の2010年は、「2010年までに世界の生物多様性の喪失速度を低減させる」とした「2010年目標」の年であるのですが... WWFのレポートによれば、いまだ世界の生物多様性は失われつつあります。
人類が地球環境をどのぐらい使っているかを示すエコロジカル・フットプリントは上昇を続け、2003年までに地球1個が持つ生産能力を25%超えてしまっています。
出典:WWF一方、世界の生物の生息状況を示す「生きている地球指数」は、逆に1970年に比べて2005年までに27%低下しているのです。このままではとても2010年目標は達成できそうにありません。
出典:WWFWWFインターナショナルのジム・リープ事務局長は「だれも生物多様性の喪失によって生じる悪影響から逃れることはできない。というのも、生物多様性の喪失は、新たな医薬品の開発が滞り、自然災害に対して脆弱となり、地球温暖化による影響が増大することにつながるからである」と警告しています。
また、WWFのポリシー・ディレクターであるゴードン・シェパードは、「各国政府が生物多様性の目標を達成できないでいるのは、十分な財政的措置を講じていないからであり、技術的な手法を活用できていないからである。」と指摘し、「WWFは、2002 年の締約国会議で2010年目標に署名をしたすべての政府に対して、約束したことを果たすよう求めるものである。すなわち、国内目標を立てて、財政的、人的および技術的な資源を割り振ることに決めた国家戦略を着実に実行に移すことを要求するものである」としています。
各国政府の本気度が試されています。
《参考リンク》
■「生物多様性条約会議迫る 「2010年」の約束は果たせるか」(WWFジャパン)
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