そんなわけでクリスチャンでない僕はサンタともプレゼントとも縁はありませんが、特にキリスト教圏では、やはりこの時期はクリスマスプレゼントが、良くも悪くも大問題なようです。そして今年槍玉に上がったのは、リサイクルできないクリスマス用のラッピングです。
クリスマスプレゼントのラッピング用紙は、金属泊がちりばめられたりしていてリサイクルできず、イギリスでは毎年なんと1万トンが埋め立て処分とのこと。で、今年はイギリス政府が、プレゼントはFuroshikiに包もうというキャンペーンを展開したのだとか。
【ロンドン23日共同】クリスマスプレゼントは風呂敷で包もう―。こんなキャンペーンを英政府系の環境保護団体「廃棄物と資源・行動計画」(WRAP)が行っている。クリスマスシーズンは贈り物を包む包装紙の需要が増えるが、リサイクルできない光沢のある紙などが主に使われ、大半がゴミと化すからだ。出典:「Xマスは「日本まねよう」 英、風呂敷で脱包装紙運動」(日経エコロミー、2008年12月23日)
23日付英紙デーリー・テレグラフは「環境により優しいクリスマスのため、日本人をまねしよう」との見出しと、風呂敷を持つ女性の大きな写真を1面に掲載するなどして、WRAPのキャンペーンを紹介した。
どれどれとDaily TelegraphのWebサイトを見てみると... 12月23日のデーリー・テレグラフ1面を飾ったという写真は見あたりませんでしたが、たしかに同様の写真入り記事が... あ、でもタイトルは"Government recommends people to replace wrapping paper with pieces of old cloth(包装紙を古い布切れで代用しようと政府が推奨)" ん、風呂敷=古い布切れですか? ちょっと違うような気もしますが...(^^;)
《参考リンク》
■"Government recommends people to replace wrapping paper with pieces of old cloth"(Daily Telegraph, 2008/12/22)
気を取り直して読んでみると、これを推奨しているのは政府のWaste and Resources Action Programme (廃棄物と資源行動計画)つまり略してWRAP(包み!)で、やはりどうも風呂敷はリサイクルされた包装紙と同じく、使い古しの布きれだと思われているようです(^^;)
それでも、風呂敷のことはかなり評価してくれているようで、www.recyclenow.comというサイトへのリンクもあります。その中ではFuroshikiがエコ・クリスマス・ラッピングとして紹介されており、いろいろなものを包む方法のデモンストレーションがあります。日本酒ではなく、ワインを包む方法もあります!
Furoshiki gift wrapping from RecycleNow on Vimeo
もうちょっぴり正確にという気がしなくもありませんが、こうやって日本のエコな習慣が紹介されるのであれば、まぁ良しとしましょうか。これがエコな日本のプレゼンスを上げる、クリスマス・プレゼントになるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
遅ればせながら、メリークリスマス!
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