2010年05月30日

寅年だから!?

 GRIグローバル会議の続きです。

 サステナビリティ社のジョン・エルキントンなどが設立した、社会変革ビジネスのための組織、Volansをご存じでしょうか。未来の社会が飛び立てるように("Help the Future Take Flight")、社会起業家、投資家、政府などにアドバイスをすることをミッションにしています。

 そこがGRIと「未来のレポートはどうなるか?」という共同調査をして、そのセッションもありました。その中で、これからの課題としてTIGERSが挙げられました。虎を守りましょうというわけでは、ありません。以下の6つの項目の頭文字なのです。
Transparency (透明性)
Integrated Reporting (統合化レポート)
Governmental Leadership (政府のリーダーシップ)
Environmental Boundaries (環境の限界)
Rating & Ranking (格付、順位付け)
Shadow Economies (闇の経済)
です。

 詳しい内容は"The Transparent Economy: Six tigers stalk the global economy - and how to tame team"(GRI, Volans)という報告書をご覧ください。

 寅年だからTIGERSなんだと笑いを取っていましたが、そういう発想が出て来るのは、Volansがロンドンに加えて、シンガポールにオフィスがあるからかもしれませんね。アジアの知恵が活かされたのです(笑)。

 そう言えば、相変らずこういう国際会議では日本人の姿は少ないのですが、アジア系で目立つのは圧倒的に中国人でした。アジアなどの中国系だけではなく、中国本土の方も増えているようです。GRIも間もなく中国オフィスを開くそうですし、アジアの中心は、シンガポール、上海、北京と、いずれも中国系のところになりそうです。つくづく日本は辺縁だなと... 

 ちなみに、今回は日本のCSR業界(?)からの出席者は、気付いたところ、僕を入れて4人。あとは海外で活躍している日本人2人とお話をしました。日本からの4人はいずれも男性、海外の日本人2人は女性というのも、なんとなくいかにもなパターンです(^^;)

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2010年05月27日

環境報告書は統合化へ!?

 GRIのGlobal Conferenceに参加するために、昨日からアムステルダムに来ています。今日はオープニングの本会議がありましたら、その中でちょっとすごい提案がありました。まずはそれだけご紹介します。
提案1. 2015年までにすべての大企業と中規模の企業は、ESG(環境、社会、ガバナンス)に関する重要な事項を報告することを義務化すべきである。

提案2. (会計報告と)統合された持続可能性報告標準化された方法を開発し、検証し、採用することを2020年までに行うべきである。

提案3. ESG報告のベストプラクティスのガイダンスとなるように、また、国際的な統合された報告の基準を準備するために統合された報告の経験が得られるように、G4を開発すべきである。
※太字はあだなお。

 1番の義務化もさることながら、統合された報告書の基準を作って国際的に採用させるというのは、かなり野心的な目標ですね。日本では環境報告書は最近ちょっとマンネリ気味ですが、もしこのような基準を作る動きが始まれば、俄然また騒がしくなるかもしれませんね。

 というわけで、今回のGRIは「統合された報告(integretated reporting)」というのがキーワードになりそうです。他にも興味深い話もありましたが、もう眠いので今日はこの辺で....(^^;)

 なお、GRI事務局のこの提案について、現在会議のWebで意見募集をしています。現地時間で5月28日の正午までとなっていますので、意見を述べたい方はお早めに!

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2009年05月01日

報告書の季節に向けて

 先日、ある企業さんから2009年はじめての報告書をいただきました。まだこれはかなり早い部類ですが、これから段々と今年のレポート発表のシーズンになって来ました。

 一方、昨年2008年のレポートについてのまとめもいろいろと出ています。うちの会社でも、昨年秋にニッセイ基礎研究所と共同で実施した「環境報告書の発行形態等に関する調査報告」のまとめを昨日発表しました。
■「『環境報告書の発行形態等に関する調査報告』公開のお知らせ」(RAI)

 メリハリのある内容、Webの重視など、環境報告書のあり方も段々とシフトしてきていることがわかります。

 また、今日の日経には、「第12回環境コミュニケーション大賞表彰式」と「環境コミュニケーションシンポジウム」の採録が掲載されていましたね。

 既に皆さんご存じかとは思いますが、ちなみに今年の環境報告書部門の大賞は株式会社リコー、持続可能性報告大賞は帝人株式会社でした。その他、各章は以下のリンクからご覧いただけます。
■「第12回環境コミュニケーション大賞 環境報告書部門 受賞一覧」(地球・人間環境フォーラム)

 また、KPMGは「CSR報告に関する国際調査2008」を実施していますが、その日本語版も発表されています。
■「CSR報告に関する国際調査2008」(KPMGあずさサステナビリティ株式会社)

 多くの企業では既に今年の報告書製作の佳境に入ろうとしているのではないかと思いますが、こうしたレポートなども参考になるのではないでしょうか。

 2008年のレポートは、2007年までの活動内容が中心ですから、まだ現在の世界経済不況が来る以前の時期の活動に関するものです。2009年の報告については、後半がかなり影響を受けているので、それがCSR活動にどのように作用しているのかも、気になりますね。

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2008年09月26日

報告書の季節

 9月も後半となると、各社の環境報告書やサステナビリティ報告書がかなり出揃ってきます。僕のオフィスにもいろいろな企業さんから報告書が送られて来て、今年はどんな取り組みがどのように報告されているのかなと楽しみに拝見しています。

 非常に嬉しい傾向としては、生物多様性についてかなりページ数を割いている企業が増えてきていることです。数ページにわたって特集している報告書もあり、生物多様性というトピックが、確実に企業の経営課題の一つになりつつあることを感じます。

 ちなみにどんな企業が生物多様性について良い報告をしているかは... 11月後半にある「企業の語る生きものがたり Part2」というシンポジウムで公開する予定です。それまでもう少しお待ちください。

 こうした企業の環境報告書をPDFでダウンロードしたい場合には、たとえば日経BP社の「社会・環境報告書ディレクトリ2008 part1」などが便利です。各社の報告書が丸ごと、PDFとしてダウンロードできます。

 あるいは「エコほっとライン」では、各社のWebサイトへのリンクが張ってあるだけでなく、報告書を取り寄せることもできます。もちろん無料ですし、複数の企業の報告書を一括して取り寄せることもできて便利です。

 ちなみに僕は今年は、アサヒビール株式会社、鹿島建設株式会社、バンダイナムコホールディングス(五十音順、敬称略)の各社の報告書で第三者意見を書いています。それ以外にもこれから発行されるところがまだ数社あります。また、ステークホルダー・ダイアログで報告書に登場させていただいている企業さんもあります。どこかの報告書の誌面でお会いするかもしれませんね。

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2007年06月30日

新しい環境報告ガイドライン

 6月28日に、環境省から「環境報告ガイドライン〜持続可能な社会をめざして〜(2007年版)」が発表になりました。サスラボでも以前に少しご紹介しましたが、「環境報告書ガイドライン2003年度版」を改訂したものです。改訂の主なポイントは、次のようになっています。

(1) 主要な指標等の一覧の導入
(2) 環境報告の信頼性向上に向けた方策の推奨
(3) ステークホルダー(利害関係者)の視点をより重視した環境報告の推奨
(4) 金融のグリーン化の促進(環境に配慮した投融資の促進)
(5) 生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用の促進

出典:「「環境報告ガイドライン〜持続可能な社会をめざして〜(2007年版)」の策定について

 これまで「事業者の環境パフォーマンス指標2002年度版」として独立していたものも一つにまとめられたので、全体の見通しは良くなったのではないかと思います。

 新しいガイドラインは、環境省のホームページから全文がダウンロードできます。
■「環境報告ガイドライン〜持続可能な社会をめざして〜(2007年版)


 冊子版の入手方法など詳しいことは、環境省のリリース「「環境報告ガイドライン〜持続可能な社会をめざして〜(2007年版)」の策定について」をご参照ください。

 昨日金曜日から企業の環境部などの方が集まる勉強会の合宿に参加していますが、いくつかの企業の方から「環境報告ガイドラインが発表になりましたね」と声をかけられました。やはり新しいガイドラインに関心は高いようです。

 今年度の報告書にはもう間に合わないでしょうが、来年の今ごろはどんな報告書が出て来るのか、楽しみですね。

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2007年04月08日

環境報告書が変わる?

 今やサステナビリティ(持続可能性)報告書と呼んだ方がいいかもしれない環境報告書。そのガイドラインとして世界的に有名なGRIのガイドラインは、昨年秋に改訂され第三版(通称G3)になりましたね。英語版はGRI本部のWebサイトからダウンロードできますし、日本語版(和訳暫定版)はGRI日本フォーラムの事務局から手数料だけで入手できます。
G3Online(GRI)
GRIサステナビリティガイドライン 2006年度日本語版のご案内(GRI日本フォーラム)

 しかし、日本国内でもっとも参考にされているのは、やはり環境省の環境報告書ガイドラインです。これがこの度改訂になるのですが、その案が現在公開され、パブコメ募集中です。
「環境報告ガイドライン2007年度版(案)」(中間報告)に関する意見募集について(環境省)
 
 今回の改訂では、これまでは別冊になっていた各種指標、環境会計などがすべて一冊にまとめられました。さらに、金融のグリーン化生物多様性の項目が新しく加わり、メーカーだけでなく、さまざまな業態に対応できるようになったと同時に、より幅広い項目についての対応と報告を求めるようになったと言えます。
【主な改訂のポイント】
(1) 主要な指標等の一覧の導入
(2) 環境報告書の信頼性向上に向けた方策の推奨
(3) ステークホルダーの視点をより重視した環境報告書の推奨
(4) 金融のグリーン化の項目の導入
(5) 生物多様性の項目の導入
出典:上記環境省のリリース

 社会面も項目や指標も充実して「持続可能性報告書ガイドライン」にできれば良かったのにと個人的には思うのですが、やはり現在の縦割り行政ではそれは難しいようです(^^;) 持続可能性省ができないとダメなんですかね。それでも、社会項目についても、どのような項目の報告が望まれるかについて、さらりとは書かれています。また、名称も「環境報告書ガイドライン」から「環境報告ガイドライン」に変更になりました。これは、環境報告書のためのガイドラインではなく、持続可能性報告書の環境面の報告や、報告書以外の別の形態の報告にも使って欲しいということのようです。

 企業で持続可能性報告書の作成に関わっている方はもちろんですが、これからの報告書のトレンドをいち早く知るためにも、ご一読なさってみてはいかがでしょうか? なお、意見の提出は4月25日(水)までです。

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2006年11月15日

G3発表シンポジウム

 昨日に続き、シンポジウムのご案内です。開催日も、昨日ご紹介した「アジア発CSRの展望」の翌日です。
 
 持続可能性報告書(環境報告書)の世界的なデファクトスタンダードであるGRIのガイドラインがこの度、第3版となりました。今回のシンポジウムは、これに合わせて新しいガイドライン(通称G3)の改訂ポイントを紹介するだけでなく、今後のCSRの展開の中で大きなテーマとなるサプライチェーンマネジメントについて、実施企業の方々に現場の話をお聞きするというタイムリーな内容になっています。参加費無料の上に、G3の日本語版も無料で配布されるというオイシイ企画です。

 企業のCSR担当の方も、G3にご興味があるNGOや個人の方も、どうぞお見逃しなく。350名限定です。

 ちなみに、僕はパネルディスカッションのコーディネーターを務めます。皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています。

    ★★GRIガイドライン第3版発表シンポジウムのお知らせ★★

新ガイドラインが求めているもの
   〜改訂内容の理解と記載項目から見た企業に求められる対応〜

前回のガイドラインが2002年8月に公表されてから4年。この間に各エリア・各方面のステークホルダーからの意見を踏まえながら改訂作業が進められ、2006年10月5日に「Sustainability Reporting Guideline Version3.0」が公表されました。GRIガイドラインは、CSR報告書のガイドラインとして世界的に普及しており、日本においても利用が進み、ガイドライン対照表まで掲載する企業も増えてきました。
今回の改訂においては、ステークホルダーの意見に加え、国連のグローバル・コンパクト、国際労働機関の条約など国際的に認知されている規格類との整合をより意識されています。こうして新たに公表されたガイドラインの改訂のポイントを解説するとともに、ガイドラインで記載が求められているサプライチェーンにおける取り組みに焦点をあて、なぜ今、CSRにおいてサプライチェーンマネジメントが重要なのか、世界的な背景や具体的に取り組んでいる企業の活動状況についてご紹介しながら、共に考えていきます。
GRIガイドラインの理解を通して、CSR経営の推進に役立てていただければ幸いです。


■日 時:11月29日(水)13:30〜17:30(13:00開場)

■場 所:「あいおい損保新宿ビル・大ホール」
 渋谷区代々木3-25-11 新宿駅南口より徒歩10分

■主 催:GRI日本フォーラム
 共 催:SIF-Japan、あいおい損害保険株式会社

■参加費:無料 ☆GRIガイドライン第3版日本語版お一人様1冊まで無料配布☆

■定 員:350名(要事前予約)      

■内 容

※若干変更となる場合がございます。
-------------------------------------------------------------------
13:00〜 開場・受付開始
13:30〜13:40

‖ ◆ 開会に際して 『私たちが決めるG R I の意義 』
‖ ◇ G R I日本フォーラム会長 木内 孝

【第一部】
13:40〜14:50
‖ ◆ 講演 『 G R Iガイドライン第三版改訂ポイント解説 』
‖ ◇ GRI日本フォーラム代表理事 後藤 敏彦

14:50〜15:10 休憩 グリーンサンタ来場

【第二部】
15:10〜15:30
‖ ◆ 講演 『サプライ・チェーンの最上流、リソース・マネージメントの重要性』
  ◇国連大学ゼロエミッション・フォーラム理事 谷口 正次氏

15:30〜17:20
‖ ◆ パネルディスカッション
‖ ◇ パネリスト
‖ 企業の事例紹介(王子製紙、リーバイ・ストラウス ジャパン)
  アムネスティ・インターナショナル日本事務局長 寺中 誠氏
‖ ◇ コーディネーター
‖  (株)レスポンスアビリティ代表取締役 足立 直樹氏
 
*****************************************************************
●お申込み●
1.氏名(ふりがな):
2.団体名:
3.E-mail address:
4.TEL:
5.参加枠:(GRI-FJ・SIF会員・一般)
6.参加人数:__名
7.領収書(要(名義)・不要)
8. 内容に関する質問(ex)

以上をご記入の上、GRI日本フォーラム事務局まで
E-mail【info@ gri-fj.org】もしくは FAX:(03)5573-4527

(定員に達し次第締め切らせていただきます。)
            
◎本件ご連絡先
GRI日本フォーラム事務局 河野
TEL: (03)5573 -5884  FAX: (03)5573-4527
E-mail: info@ gri-fj.org


今日も来てくださって、ありがとうございました。
シンポジウムも、サステナ・ラボもよろしくお願いします。
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2006年09月07日

ステークホルダーダイアログ

 ステークホルダーダイアログという言葉を聞いたことがあるでしょうか? カタカナだらけの言葉でわかりにくいのですが(^^;)、最近、持続可能性報告書などでよく見かける言葉です。

 ステークホルダーは「利害関係者」と訳されることが多いのですが、CSRなどの分野では、企業を取り巻くさまざまな立場の方々という意味で使われます。具体的には、顧客、株主、従業員、取引先、地域住民、行政、NPOなどを指します。企業は株主(シェアホルダー)の視線を意識しがちですが、企業が存続できるのはさまざまなステークホルダーがあってこそ。だから、株主だけではなく、もっと様々な立場の方々のことを意識することが重要と言われています。

 そのための一方法としてステークホルダーの方々と「対話(ダイアログ)」をするのが、ステークホルダーダイアログです。当初はステークホルダーミーティングと呼ばれることも多かったのですが、単に会うだけでは意味がなく、きちんと双方向の対話をすることが重要だということで、最近はダイアログを使うことが多くなっています。

 ステークホルダーにはさまざまな立場の方がいますし、もちろん人数も膨大です。すべての立場の方々や、すべての方々と対話することは事実上不可能なので、その代表者の何人かと対話するというのが普通です。たとえそれが数人の方との対話であっても、ステークホルダーという外部の立場の方々の生の声を聞くことは、企業にとっては有益です。網羅的とは言えなくても、企業内部からは見えないことが聞けるからです。

 ダイアログの方法としてはいろいろなものがありますし、ステークホルダーも、従業員だったり、地域住民だったり、あるいは関連分野の専門家であったり、さまざまな場合があります。最近はこうしたステークホルダーダイアログの様子が持続可能性報告書(環境・社会報告書)でも紹介されていることが多いので、いろいろな企業でダイアログを比較してみるのもおもしろいと思います。

 9月20日(水)の午後に開催されるGRI日本フォーラムの明るいCSRシリーズ講座の最終回では、「CSRとサステナビリティ」(ステークホルダーエンゲージメント編)ということで、ステークホルダーダイアローグ実施企業による事例発表が行われます。実施した企業さんから直接その体験を聞けるので、きっと参考になると思います。
「明るいCSRシリーズ講座」(最終回)のお知らせ(GRI-FJ)

 僕自身もときどきステークホルダーダイアログに呼ばれることがあります。今年もいくつか参加しましたが、その一つに住友林業さんがあります。同社の「環境・社会報告書2006」の中や、webサイトで紹介されています。もしご興味があれば、こちらもどうぞ(笑)
ステークホルダーダイアログ(住友林業)

 僕はこのような席ではいつも、その企業が持続可能な社会を作ることに貢献するためにどのようなことをして欲しいかということをお話しするようにしています。もちろん、企業のビジネスが持続可能であることが前提ですが。

 ダイアログとは、単に「ご意見拝聴」というのとは違います。お互いに向かいあって話すことです。ダイアログに参加したステークホルダーの言葉を受け、企業さんがその後どのように行動していくかがいつもとても楽しみです。こうした対話を通じて、企業さんの力が最大限に発揮されることになれば、本当に嬉しいことです。

今日も長文を読んでくださって、ありがとうございました。
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2006年01月15日

GRIって?

 昨日の記事でGRIという名前を初めてご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんので、GRIとはどんな団体なのか、ちょっとご紹介しておきましょう。

 今や多くの企業が毎年、環境報告書※を発行しているのはご存じだと思います。これはかつてアラスカでエクソン・モービル社が石油タンカー、バルディーズ号による大規模な原油流出事故がきっかけとなり、企業は環境に対してもっと責任をもつべきであるというバルディーズ原則ができました。これはその後セリーズ原則に改められましたが、その中で「企業は環境についての報告をすべきである」と求められており、それに対応して企業が環境報告書を出すようになったのです。

 しかしこれは企業からの自主的な報告ですので、何を書くか、どこまで書くか、どのように書くかは、企業側に任されています。それではせっかくの報告書も相互に比較ができなかったり、場合によっては肝心のことが書かれていない、企業側に都合がいいことだけの「報告書」になってしまう懸念もあります。

 そうしたことがないように、環境報告書には何をどう書けば良いのか、それを世界中のさまざまな立場の人たち(マルチ・ステークホルダー)が集まって協議し、ガイドライン作りなどをしている団体がGRI(Global Reporting Initiative)です。

 GRI日本フォーラムは、GRIと連携して、環境報告書について意見交換、情報発信などを中心に、日本において持続可能な社会づくりを目指しているNPOです。ガイドラインの活用に関する情報交換だけでなく、企業やNGOなどの立場を超えて、持続可能な社会を作るための活動も行っており、「2020年の日本を創る会」もその一環です。

※環境報告書
 日本では当初「環境報告書」と呼ばれることが一般的でしたが、環境面のみならず、社会面や経済面についての報告をするところも増えてきました。最近では「環境・社会報告書」、「持続可能性報告書」、「CSR報告書」など、さまざまなタイトルで発行されています。英語でもいろいろな呼び名がありますが、Environment ReportやSustainability Reportが比較的多いようです。
 企業がどんな活動をしているか、こうした報告書を読むとよくわかります。一度、手にして読んでみると面白いですよ。ホームページに同様の内容やPDFを掲載しているところもありますが、印刷されたものを欲しい場合には、以下の「エコほっとライン」を使うと便利です。無料でゲットできます。

<参考リンク>
 ■GRI(本部)
 http://www.globalreporting.org/
 ■新GRIガイドライン(G3)の草稿
 http://www.grig3.org/guidelines.html

 ■GRI日本フォーラム
 http://www.gri-fj.org/
 ■GRIガイドライン(2002年版日本語版)
 http://www.gri-fj.org/guideline/index.html

 ■エコほっとライン  (企業の環境報告書を一括請求できます。もちろん無料)
 http://www.ecohotline.com/php/index.php


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