サステナビリティ社のジョン・エルキントンなどが設立した、社会変革ビジネスのための組織、Volansをご存じでしょうか。未来の社会が飛び立てるように("Help the Future Take Flight")、社会起業家、投資家、政府などにアドバイスをすることをミッションにしています。
そこがGRIと「未来のレポートはどうなるか?」という共同調査をして、そのセッションもありました。その中で、これからの課題としてTIGERSが挙げられました。虎を守りましょうというわけでは、ありません。以下の6つの項目の頭文字なのです。
Transparency (透明性)です。
Integrated Reporting (統合化レポート)
Governmental Leadership (政府のリーダーシップ)
Environmental Boundaries (環境の限界)
Rating & Ranking (格付、順位付け)
Shadow Economies (闇の経済)
詳しい内容は"The Transparent Economy: Six tigers stalk the global economy - and how to tame team"(GRI, Volans)という報告書をご覧ください。
寅年だからTIGERSなんだと笑いを取っていましたが、そういう発想が出て来るのは、Volansがロンドンに加えて、シンガポールにオフィスがあるからかもしれませんね。アジアの知恵が活かされたのです(笑)。
そう言えば、相変らずこういう国際会議では日本人の姿は少ないのですが、アジア系で目立つのは圧倒的に中国人でした。アジアなどの中国系だけではなく、中国本土の方も増えているようです。GRIも間もなく中国オフィスを開くそうですし、アジアの中心は、シンガポール、上海、北京と、いずれも中国系のところになりそうです。つくづく日本は辺縁だなと...
ちなみに、今回は日本のCSR業界(?)からの出席者は、気付いたところ、僕を入れて4人。あとは海外で活躍している日本人2人とお話をしました。日本からの4人はいずれも男性、海外の日本人2人は女性というのも、なんとなくいかにもなパターンです(^^;)
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