以下は、「一般用医薬品の通信販売の継続についての署名」への賛同者に、三木谷さんが5月13日に出したメール「【楽天・三木谷より】なんでやねん、舛添大臣!(2009/05/13)」からの引用です。
そもそも、今回の省令は薬事法にはのっていない「対面」の原則というものを、厚生労働省主体で決めています。明らかに、国民の権利・自由を奪うこのような省令は違憲であり、規制改革会議もその点を指摘しております。対面でないとどうして安全でないというのでしょうか?リスクを説明しろというのであれば、ネットの方が優れています。また、忙しい方、近くにまともな薬局がない方、障害者の方から悲鳴に似たコメントが寄せられました。妊娠検査薬、ちょっと恥ずかしい水虫の薬、育毛剤、軽い風邪薬について、なぜ対面でなければだめなのでしょうか?
(中略)
世界は、ネットを使い如何にコストをさげ、広く医薬品を提供するかという風に流れています。アメリカ、EU各国だけでなく、中国も含め大多数の国が積極的に取り組み一般用医薬品のネット販売が推進されるなか、日本だけが時代錯誤、非常識な政策を取ろうとする背景は何でしょうか?事実だけをお伝えしますと、厚生労働省から、専務理事含め多くの幹部が日本薬剤師会に天下りし、当会の児玉会長が会長を兼ねる日本薬剤師連盟から3年間で10億を越える多額の政治献金が行われています。
現在、一般的に販売されている大衆薬は約4,000種類です。どんなに過疎地でも、どんなに忙しくても、視覚障害の方でも、自分にあった薬を手にいれることができるようになっていたのです。約850万人(推計)の方がネットで医薬品を購入したことがあります。
ネット販売にまったく問題がないとは思いませんが、だからと言って全面禁止するほどの決定的な危険があるようには思えません。問題を認識した上で、上手に運用すればいいだけのはずです。何にだってリスクはあるのです。
そのことだけでもオカシサを感じるのですが、今回さらにオカシイと思うのは、三木谷さんの5月1日のメールによれば、厚生労働省は4月28日に開催した第5回目の「一般用医薬品の通信販売規制問題を議論する検討会」において「経過措置を設けるたけの省令再改正案を本検討会の意見を聞かずにパブリックコメントに付すと突然提案し」たことを始めとして、「出来レースかのよう」な検討会の運営です。以下は、そのメールからの引用です。
今回の検討会ではあ、厚生労働省が事前に作成した論点ペーパーに沿って2時間近く議論がなされた後に、座長の井村氏(北里大学名誉教授。財団法人薬剤師研修センター理事長でもある。)が総括をされました。委員の意見が分かれており報告書としてまとめることは不可能であり、どういう措置を取るかは行政にまかせるしかないという座長としての責任を放棄するかのような総括でした。出典:「■13号:【楽天・三木谷より】ひどすぎる厚生労働省の対応について(2009/05/01)」(楽天)
これを受けて、今後事務局である厚生労働省が検討を進めていくのかと思いきや、あたかも出来レースかのように、その場で医薬食品局総務課長・川尻氏が、唐突に省令の再改正案の方向を次のとおり説明されました。
(改正案:略)
突然この話が出たことに私は非常にびっくりいたしました。こんな案が既にあるのであれば、そもそも今回の検討会では、他の議論をせずにこの案について議論をすべきでしょう。川尻課長はずっと検討会の場にいたわけですから。厚生労働大臣が国民的議論を喚起するために開催した検討会に具体的な案をかけることもなく、厚生労働省が勝手に作成した案をパブリックコメントにかけるということはどういうことなのでしょうか。今までの検討会での5回の議論は何だったのでしょうか。検討会ではまだ結論は出ておらず、議論がされている最中であるにもかかわらず、勝手に改正案を方向付けてしまうというのはどういうことでしょうか。大臣は国民的議論をするとおっしゃっているにもかかわらず、川尻課長の説明は国民をあまりにも愚弄しています。
そもそも、今までの会合において事務局に意見を求めた際には、「厚労省は議論には参加しない」と明言していたにもかかわらず、結論だけは勝手に決めようとするのは全くおかしいと思います。
非常に長い引用で恐縮ですが、もし事実がこの通りであるとすれば、まさに国民を愚弄したおそろしく厚顔無恥で傲慢なふるまいと言えるでしょう。
ただ、本心を言えば、こうした委員会運営のあり方に強い憤りを感じると同時に、「またか」という気持ちにもなります。というのも、僕自身も似たような状況に遭遇したことがありますし、他の方からも何度か聞いたことがあります。
どうも、声が大きい人(既得権益を持つ人?)によって、公平でなければならない議論がねじ曲げられることは、日本ではまだまだ少なくないようです...(溜息)。
とは言っても、サスラボを読んでくださっている皆さんであれば、「しかたない」で済ませようとは思いませんよね? 今回、三木谷さんは医薬品の通信販売継続を求めるネット署名で、既に140万筆の賛同を集めています。厚生労働省へのパブコメは5月18日(月)までです。
140万人を超える国民の声を無視できるのか? 無視させていいのか? パブコメで寄せられているであろう多くの反対意見にどう答えるのか? しっかりウオッチする必要がありますし、さらに多くの声を集めて、三木谷さんの奮闘を応援しませんか?
《参考リンク》
■「【楽天市場】医薬品の通信販売継続を求める署名にご協力を」(楽天)
■「一般用医薬品の通信販売継続を求める声を伝えよう!」(楽天ブログ)
■「パブリックコメント」(厚生労働省)
※件名には「薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令案について」と記入する必要があります。
そうそう、パブコメと言えば、気候変動防止のための2020年の中期目標に対するパブコメ提出は16日(土)までです。こちらもお忘れなく! MAKE the RULEのWebサイトには、簡単に意見を送ることができるフォームも用意されています。
■MAKE the RULE
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