各国には、それぞれ異なる背景で、つまり異なる資源や技術からスタートします。足りないものは他の国から買ったり、借りたり、交換したり。自由にやり方を工夫して、経済活動をすすめ、国を豊かにしていきます。
しかし、生産活動には当然、廃棄物や二酸化炭素の排出を伴います。持続可能な国を目指すには(いや、別にこのゲームでは「持続可能な国を目指しましょう」というゴールを設定しているわけではありませんが...(笑))、排出したものを処理しながら、生産活動を進める必要があります。
ゲームとわかっているのですが、それでも始まるとすぐに夢中になります。今回は企業人の方が多かったのですが、皆さん普段の仕事とはちょっと違った様子で(?)ゲームに熱中していました。かく言う僕自身も、時間が経つのを忘れるほどでした(笑) 自分ではあまりそうは思っていないのですが、結構、競争好きなようです(^^;)。
ゲームがどういう結末を迎えるのか、どうすればいい成績を残せるのか、それはここでは明かさないことにします。しかしその結果以上に、ゲームの過程が興味深く感じられました。
何を判断基準に進めたらいいかがわからないと、とりあえずどんどんと生産を急ぎ、お金を稼ぐ。これは案外、人間の性なのかもしれません(^^;) しかし、これはなんと言っても「エコ」ネイションゲームです。環境への配慮をしなければしっぺ返しを食うのだろうなと思うので、環境配慮もしてみたり...(笑) でも、どのぐらいしたらいいんだろう?
このようにまったくの手探りでゲームを進めると、ふだん気が付かない、自分の価値観とか、判断基準を垣間見ることにもなるようです。そして、他の人が自分とはまったく違う判断をすることが新鮮に見えたりします。今回は初めてお会いする方々がほとんどでしたが、社内研修などで、お互いよく知っている(つもり?)の方々とすると、新鮮な発見もあるかもしれません。
一般的な環境教育としても役立ちとは思いますが、できればマネジメント層にこそ体験してもらいたいと思います。また、国によって保有する資源や技術に大きな違いがありますので、いろんな国の「大臣」としてプレーしてみることで、異なる立場の方々を理解することにも役立ちそうです。
あるいは、ルールをいろいろとアレンジすることで、様々なシナリオを経験してみたり、より高度なゲームにすることもできると思います。いろいろな可能性を秘めているゲームです。
いずれにしろ、重要なのは結果ではなく、それに至るプロセスと、それを自分自身で経験することです。経験することで、今までは頭の中で理解していただけのことを、その立場になって実感することができるようになります。これこそ体験型プログラムの醍醐味ですね。
そして、そうやって自分の実感として理解したこと、気付いたことは、本当に自分の血となり肉となる経験です。本来であればこうした経験は、チャンスに恵まれ、相当の時間を費やして、結構な出費を伴って、やっとできることです。それが、ごく短時間に、ほぼ同様の経験ができてしまうのです。これはスゴイことです。
だから、僕はこういう体験型ゲームやプログラムが好きです。本当に他人の立場にたって考えるには、ゲームのように熱中できるものがいいのです。しかも、これはその環境版。環境立国をどう実現したらいいかまで、考えることができます。皆さんもぜひ一度、実際に体験してみてはいかがでしょうか?
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
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