さて、それでは懸案のAFCSR 9/9午前中の講演内容の紹介です。
Plneary 3:Robinhood Foundation(ニュージーランド)のMs. Jude Mannionの話は魅力的でした。CSR戦略をいかに競争力につなげるかについてなのですが、話しぶりがすごい。身振り手振りも大きく、ぐいぐいと引き込む話し方は、まさにプレゼンテーションはかくあるべしというお手本のようでした。話の中味で思わず笑ってしまったのは、どこの会社のミッションステートメントも、企業名を伏せたら区別がつかないようなものばかりでしょうというくだりです。状況はいずこも同じようです。しかし、そこでMannionさんは、社会の中で何に役立つかは一つ一つの企業で違うでしょうと言うのです。何にかに役立っているのであれば、それを戦略的にして、さらに統合化しましょうというのが主張です。そうすれば社会的「責任」が社会的「機会(チャンス)」に変化するということを、事例を示しながら力説していました。
Plenary 4:インドネシアで操業している二つの大企業、ShellとUnileverからの報告です、いずれも今回の会議のスポンサーであり、またインドネシアのCSRをリードしている企業です。Unilever Asiaはグループ副社長のGunning氏、Shell Indonesiaも副社長?のSaleh氏が登場し、この会議に力を入れているのがわかります。いずれも本社の戦略をきちんと海外の操業地におろしているという感じでしたが、特にUnileverはいかに地域との結び付きが重要であるかを具体的に示し、説得力がありました。また、消費者にもUnileverの価値観をダイレクトに示すCM展開しているところが印象的でした。Doveブランドが展開中の、外面の美しさではなく、一人ひとりの内的美しさの価値を問いかけるCMは、欧米で大きな反響を呼んでいるそうです。そういえば、最近日本でも金髪のウィグを脱ぎ捨てるCMをやっていましたが、これもその流れなのかもしれません。もっとも正直言ってUnileverの活動やCMがすべて拍手喝采とは僕には思えませんでした。紹介されたCMの中にはかなりこじつけ臭いCMもありましたし、実際の業務の内容を考えると環境負荷は高いと思います。それでも本社だけでなく、海外でもCSRに熱心だということは、それだけでも評価に値するように感じました。
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